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想像を超えてくる


悪魔の手毬唄

今年の5月、ヘロヘロQカムパニーさんの舞台を久々に現地観覧した。
2020年以降は配信での観劇が多く、なかなか劇場に行くタイミングも合わなかったから今回は相当楽しみにして行きました。周年公演でもありましたし。

終演後は「凄かった」に尽きました。休憩時間を挟んでも約4時間。
観ている側はあっという間でしたが、役者さん達は毎公演、ほぼ毎日この作品をお届けしているのかと圧巻の舞台でした。

金田一作品というだけでも大変だと思いますが、演出や機構、もちろん演技も含めて、今回も想像以上の素晴らしい作品だったなと思わせていただきました。


アフタートークを聞きながら

以前のアトのまつり、昨日のヘロQ座談会を観させていただいて、作品1つに対して舞台だからこその話が面白かった。

  • 以前の作品から引き継いでた小道具

  • アドリブで乗り切ったシーン

  • 配役の意図や当て書き

  • 演出のアイデア

  • 稽古時の話

色んな話が飛び出すから、作品の軸や感想はブレないけど、裏話や「この時こうだった」を聞ける貴重な機会をいただけて、改めて観たいなと思わされました。

目を奪われたポイントの1つが、セットが様変わりする機構。もちろん、それぞれの殺害現場の表現も凄かったし、「水」の表現の仕方にも驚いたけど、あの盆の仕組みは想像以上の想像力と構築力と労力と体力が要る。


少しだけネタバレ

歌名雄の視点がとにかく辛すぎました。
手毬唄になぞらえて殺人が続く。エンディング前は、もう心が苦しくて。
自分の周りで大事な人たちが次々と殺害され、憤りもあり。
最後は母親の入水、事件の謎が(憶測も含めて)解けて、苦しい真相と対峙。
小野賢章さんの演技もとにかく凄くて。
言葉にしがたい、心潰れそうな感情で見入ってました。

素晴らしいキャストの皆様の演技力とスタッフの皆様の作り上げた世界観、楽しませていただきました。


勝手な希望

過去の作品も幾つか観劇させていただいてるので、もし叶うなら、伊福部崇さん脚本のお話は何かの機会にまたやって欲しいなと思ってます。
松本さん演じる、どの「大場さん」好きなので。

ともあれ、今後も機会があればヘロQさんの舞台を観に行けたらいいなと思います。

#舞台感想


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