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【EDUFES北海道1分解説vol.4】2/23(火) 20:10-21:10 教育の魅力化から考える、 これからのまちの魅力づくりの在り方とは?

こんにちは!

EDUFES北海道2021実行委員長の嶋本です。

今日も、EDUFES北海道2021の各セッションのテーマ設定の背景や、登壇者の方々のプロフィールを書いていきます!

数日前に、高校魅力化についての話を書きましたね。

この高校魅力化が進む中で、「学校を核とした地方創生」、「社会に開かれた教育課程」と地方創生・教育の両面から、学校と地域がつながっていくことの必要性が叫ばれるようになりました。

地域課題解決型学習に取り組むなど、地域資源を活かした特色あるカリキュラムを高校で実施することにより、高校生に地域社会への当事者意識が芽生え、地域社会の担い手を育てることにつながります。

一方、高校生の視点から見ても、地域という学校での学びを実践するフィールドを持ち、多様な大人に出会う機会があることは、これからの社会を生きる力を身につけることにつながります。そして、今まで、各地での実践からこうした価値はある程度見えてきていましたが、これらの取り組みが地域の社会・経済に与える影響は十分明らかにされていませんでした。

しかしながら、その影響についての調査も進んできています。

魅力ある高校づくりを全国に先駆けて行ってきた島根県の高等学校を事例として、高校魅力化の社会・経済的効果の推計を行ったところ、下記のような内容も明らかになっています。

・高校魅力化により地域の総人口は5%超増加(2017年)。
・高校魅力化により地域の消費額は、3億円程度増加(2017年)し、歳入も1.5億円程度の増加(同)。
・高校魅力化に伴う町村の財政負担を加味しても、3,000~4,000万円程度のプラス効果。(高校魅力化に伴う町村の負担額の約1.8倍の歳入増加)

詳細は下記にまとまっています。

教育の魅力化が地域の魅力化にもたらす影響や経済効果が明らかになっている中だからこそ、あらためて教育の魅力づくりから実現するまちの魅力づくりの在り方に関する考え方や今後の展開を考えていくきっかけを作りたいと思いました。

道内のプレイヤーだけでなく、日本全国でこのテーマについて取り組むプレイヤーたちで上記の「きっかけづくり」に臨みます。

それでは、登壇者とモデレーターの紹介です。

登壇者①:岩本悠 氏(一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォーム 代表理事)

岩本顔写真 - 岩本悠

東京生まれ。学生時代にアジア・アフリカの地域開発の現場を巡り、『流学日記』を出版。幼・小・中・高校の教員免許を取得し卒業後は、ソニーで人材育成・組織開発に従事。2007年より海士町で隠岐島前高校の魅力化に取り組む。2015年から島根県教育魅力化特命官、2017年に地域・教育魅力化プラットフォームを設立。高校教育改革に携わる。<近著>『地域協働による高校魅力化ガイド -社会に開かれた学校をつくる』(岩波書店、2019)

登壇者②:林匡宏 氏(commons fun 代表、渋谷区エリアマネジメントコーディネーター)

180323_顔写真+ - 林匡宏

まちづくりコーディネーター、博士(デザイン学)/1983年大阪府吹田市生まれ。札幌、江別、渋谷などで都市や地域の将来ビジョンを描き、計画・実践する。議論内容をその場でイラスト化する「ライブドローイング」という手法を用いて、産官学民連携の組織づくりや事業づくりを専門とする。商店街の空き店舗をリノベーションし北海道江別市初のゲストハウス・シェアハウスを経営する傍ら、渋谷区公園等整備アドバイザー兼エリアマネジメントコーディネーターを務める。2020年にウィズコロナ時代の新たな街中エンターテイメント集団「あしたのしあたあ」を設立。同年、札幌の高校生と地域を繋ぐ「まなびまくり社」を設立。

登壇者③:菊池佳 氏 (Sanagy株式会社 代表取締役)

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北海道旭川市出身。ウェリントンビクトリア大学·開発環境学部卒、ヘルシンキ大学·森林生態管理学修士。コンサルタント·研究者として、ケニア、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、エチオピアを拠点とし、国際協力機関などの環境教育、気候変動適応、ガバナンス改革プロジェクトなどに従事。その後、DMM.comのアフリカ事業・教育旅行事業を立ち上げを経て、2019年に旭川にUターンしSanagy(株)を創業。人生を豊かにする「きっかけ」づくりをミッションに、放課後インターナショナルスクールや地方創生事業を手がける。

モデレーター:廣瀬岳史 氏(NoMaps実行委員会事務局長)

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北広島市出身。大学卒業後、民間企業を経て、民間シンクタンクに入社。以降10年に渡り、道内自治体の政策立案や地域活性化事業の運営等に従事。その後、現場により近いまちづくり系の会社に籍を移して、地域活性化や地域人材育成事業の企画・運営などに携わる。
2016年 ”NoMaps”の前身の一つである札幌国際短編映画祭関連の調査業務に携わったことを契機に、NoMapsに立上げから参画し、産官学の多様な主体が関わる事業の調整役を担う。2017年4月より現職。

札幌・旭川・島根と、それぞれ異なる地域で「教育×まちづくり」に取り組むキーマンたちが集い語り合い、NoMaps事務局長の廣瀬さんにモデレートいただく、いまから楽しみなセッションですね。

今日も読んでくださり、ありがとうございました。

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