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日誌「コーヒーマシンのコーヒーの酸味が強い」 #784

補正希望

昨日のコンサートの余韻が残る朝。都内のホテルで目覚めて、心底「今日は有休を取得すべきだった」と後悔した。それでも、仕事をしなければ推しに会うチケット代を稼ぐことはできない。サッと支度をしてオフィスへ向かう。偶然にも自分が通っていた高校近くのホテルに滞在してため、通学途中の生徒たちとすれ違った。制服は微妙に変わった気がする。そうは言っても、高校時代のことなどほぼ思い出せない。特に連絡を取る友人もいないし、そうしたいとも考えていない。わざと時間のかかるルートで登校して、その間に好きな音楽をずっと聴いていたことを少し思い出した。

苦味希望

フリーアドレスのオフィスに窓際席があれば、なるべくそこに座りたい。窓際族という自分の性もあるが、景色を眺めていたい。今日は一面の曇天。そのうちに雨が降ってきて窓を濡らした。今日はどこに座っても同じだったかもしれない。ふと、オフィス利用者から募集した意見を纏めた冊子を見る。すると「コーヒーマシンのコーヒーの酸味が強い(苦手)」という意見が多数あって面白かった。これだから、スーパーマーケットなどのこういうコーナーを見るのをやめられない。提供者側の返答は「エスプレッソも試してみて」だった。これが“苦し紛れの”言い訳というものなのか。