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日誌「どこかにいそうな宇宙人よりも」 #1181

数日前に緊急で飛び込んで以来の歯医者。普通にメンテナンスをしてもらい(本来の目的)、ふいに取れた歯の今後について相談した。あらためて素材を選んだり保証内容を聞いたり、そんなところだ。治療自体は来週からで、また纏まったお金がなくなる。でも、自分の身体の重要な部分だから「詰め物が高いから治療しない」とは出来ない。2日連続で似た文章になるが、もっと安くて丈夫な素材は存在していないのだろうか。

あと数年で月旅行にさえ行けそうなのに、セラミックなどが安くなる気配を感じない。転じて、人間の身体というのはどれだけ研究しても“完全な解明”とはいかないのだなと思う。並の硬度ではない歯が勝手に無料で生えてくる。人間はサメのように歯が何度も生え変わったりしないが、それも不思議だ。どこかにいそうな宇宙人よりも、私たち自身のほうが怖い存在かもしれない。ホラーのジャンルで言えば“人怖(ひとこわ)”か。


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