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新書執筆日記

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現在執筆中の新書にまつわる日記です。
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2024年2月の記事一覧

新書執筆日記20240220

新書執筆日記20240220

メモ。花田清輝はすでに50年代後半に、「大衆を基盤とした芸術運動」に続けて「歌ごえ運動の飛躍」について述べていた。ここで、花田は『アヴァンギャルド芸術』と大衆芸術、前衛についてまとめていて、花田の文化論がつながっていること、大衆の問題として芸術論を捉えなければならないことが示されている。 #新書執筆中

新書執筆日記20240216

鶴見俊輔が関係する資料を読んでいて、鶴見の大衆文化論は漫画が代表的ではあるが、音楽についてもさまざまな場面で語っていることを発見した。音楽と限界芸術論としては、ルソーのコミュニケーション論を媒介にして展開されていたのだが(粟谷、博士論文、2018,2023)、フォークソングへの関心以前にも行進曲の歌を作ったということを語っている。 #新書 #研究

新書資料

新書資料

今日の資料。三島由紀夫のヤングベ平連への取材記事。三島はビートルズ来日公演の記事も書いていたり平凡パンチの三島由紀夫という本もあったと思うが、三島のジャーナリスト的な側面は著作集でもフォローされているのか。

新書執筆日記:鶴見俊輔『方法としてのアナキズム』所収論考「いくつもの太鼓のあいだにもっと見事な調和を」を読む

新書執筆日記:鶴見俊輔『方法としてのアナキズム』所収論考「いくつもの太鼓のあいだにもっと見事な調和を」を読む

今日の研究。
鶴見俊輔『方法としてのアナキズム』所収論考「いくつもの太鼓のあいだにもっと見事な調和を」

・ソローの引用(ソローの市民的抵抗についても文献を読むこと。)
・市民と非暴力抵抗運動。

鶴見によると、1960年5月22日に大相撲の千秋楽を見に行った帰り、夕刊で竹内好の辞任の記事を読む。

それから5月30日に東京工業大学に辞表を提出し、6月1日教授会で最後の挨拶をする。

そして61年

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