カルチャーにより実現したエンジニアの爆速立ち上がり

こんにちは!
LayerXのバクラク事業部でエンジニアをしています櫻です。普段はバクラクビジネスカードの開発をしています。
私は今年(2022年)の9月にLayerXに入社しました。入社後すぐに大きめのプロジェクトをメインで担当し、先日その開発を完了しました。具体的には、OAuth 2.0 の認可サーバーを1ヶ月強で開発しました。

今回は、自分の転職の経緯も織り交ぜながら、LayerXのカルチャーにより実現できた爆速立ち上がりについてご紹介します。
技術的な側面については、こちらの記事などをご参照ください

本記事は「LayerXアドベントカレンダー(概念)2022」27日目の記事です。
26日目はyukashiさんの「上場SaaSからLayerXへの挑戦。インサイドセールスへの転向と私が考えるイネーブルメントについて。」でした!

LayerXに転職した経緯

前職では、マイクロサービスや共通基盤などバックエンドの技術寄りの領域を専門とし、プレイヤー / テックリード / マネージャー と一通りの役割を経験しました。自身のキャリアとして、よりプロダクトに近い領域でプレイヤーとして働きたい思いが強くなり、外の環境を求めました。
私が転職する際に重視した点が下記の2点であり、スクラム的な開発をする中で強く実感した事です。

  • ユーザーへの価値提供に必要な事は何でも行う自律的なチーム

    • 目的意識が強く、価値実現に向かえる

    • 背中を預け合い、スピーディーに開発できる

  • 不確実性の解消を意識して、プロダクト開発を行うチーム

    • ユーザーからのフィードバックなど、情報を得る事を重視する

チーム単位で見ると実現できている所は現代では多いかと思うのですが、会社規模で実現できている所は稀な様に感じます。会社のカルチャーとしてそういった価値観を持つ事が重要だと感じているのですが、自分の知る範囲ではカルチャーにまで明文化されている会社は少ない様に思います。
LayerXのカルチャーにはそういった要素が取り込まれていると転職活動を通して認識した事が、LayerXに転職した最大の理由です

企業文化が何故重要かは多くの所で語られていますが、最近の記事では当社の福島の記事が分かりやすいと思います。

入社後すぐにアサインされた開発

入社後1週間ほどは通常の機能開発を行い、プロダクトに慣れていきました。
2週目からは、API連携に用いる OAuth 2.0 の認可サーバーを開発する事になり、仕様策定から開発・運用整備まで一通りの事をメインの担当としてアサインされました。
私は前職でも同様の経験があったので開発できる自信はありましたが、転職後1週間で会社やプロダクトの理解は追いついていない状況でした。その為、スケジュールを満たせるかの不安がありました。しかし、新天地でもあり折角の機会なので飛び込んでみようと思い、やる事を決めました。
こういった開発に入社すぐの方をメイン担当としてアサインする事はかなり稀なのでは無いかと思います。LayerXでは Trustful Team という文化があり、プロフェッショナルとしてお互いを信頼しあう文化があります。そのおかげで、入社したての自分でもアサインされる状況になったのだと思います。

開発を進める中で実感したLayerXのカルチャー

さて、実際に開発を進める中で実感したLayerXのカルチャーがあります。

情報の透明性

LayerXでは情報の透明性を非常に重視しています。

これは新入社員にはとても助かるもので、主体的に情報を探しに行けば情報に到達出来る事が多かったです。これにより、情報を取捨選択しながら、爆速に立ち上がりを実現できました。
プロダクトの機能仕様や開発の仕様など、開発を進めていく上で実際に躓きがちなポイントがドキュメントに記載されているのはとても助かりました。勿論、口頭で聞く事も適宜行いました。
正確に言えば、情報の透明性と開発のドキュメント化(ログを残す事)の文化は異なる文脈ではあると認識していますが、LayerXでは比較的ドキュメント化されており、情報の透明性も相まってアクセシブルである状態でした。

要求水準が高い事

強く実感した事の1つに、各メンバーに対する要求水準が高い事があります。
私は当初、認可サーバーのみの開発を想定していたのですが、事業部CTOのmosaから当初のスケジュールで ユーザー向けの連携管理機能 と Partner API も作って欲しいと依頼されました。若干尻込みはしたのですが、少しストレッチすれば実現可能な範囲と認識した為、Goしました。
LayerXでは Trustful Team という文化があり、プロフェッショナルとしてお互いを信頼しあう文化があります。裏を返せば、お互いをプロとして信頼するのでプロとして満たすべき水準も要求していく、という事だと理解しています。各個人への要求水準が下がりにくい良い文化だと感じています。

また、これはLayerXの 開発速度が速い #とは に書かれている下記の事に通じます。今回の OAuth 2.0 のケースでは、連携の確認・解除といったユーザーがAPI連携をする上で欲しくなる(であろう)機能はちゃんと提供しよう、という判断をしました。

使われないものを作らない
作るなら、作るに値するものを作る

自分もカルチャーに染まっていった

実際に開発を進める中で、自分もカルチャーに染まっていた感覚がありました。結果として、爆速で開発を実現出来たと考えています。

越境しまくる

LayerXには Be Animal という、コンフォートゾーンを出る勇気を持とう、という文化があります。

今回の業務では自身のコンフォートゾーンを出ていくシーンが多々ありました。業務領域(仕様策定・開発・運用)・作る機能(認可サーバー・連携管理・Partner API)それぞれの幅が広く、右も左も分からない状態からのスタートだったので、情報収集を積極的にしながら色々な人と議論して進めました。幸い、今回の機能を作る背景はハッキリしていた為、まっすぐ進む事が出来ました。
カルチャーのおかげで、越境しても特に嫌な顔などされず周りがWelcomeな態度であった為、とても進めやすかったです。自分もカルチャーに染まり、チャレンジングになっていく事が実感出来ました。
例えば、機能仕様の策定、共通基盤で使う新規の技術のキャッチアップ、社外の方との窓口、など必要な事は何でも行う様にしました。

周りを信頼して要求出来る様になった

カルチャーに慣れる中で、自分も周りをプロとして尊重した上で要求する様になっていきました。
前職では自分で何でもやるタイプだったのですが、LayerXは自分より強いエンジニアが多い上に Trustful Team というカルチャーがある為、周りに(良い意味で)要求するシーンが増えました。
例えば、今回は名村卓さん率いる イネーブルメント専門チーム に Partner API の共通基盤の開発を担当いただきました。その共通部分にバグがあった際に自分で直す事も検討したのですが、自分よりもその領域に詳しい相手に信頼して任せる、という判断をする様になりました。

結果

結果として、1ヶ月強で OAuth 2.0 の認可サーバー / 連携管理の機構 / Partner API を開発しました。ここまで早い立ち上がりが実現出来たのはカルチャーの賜物であると感じています。
カルチャーのおかげで停滞する事なく、自分のバリューを最大限発揮できたと思います。

まとめ

今回はLayerXのカルチャーを通して実現した爆速立ち上がりについてご紹介しました。LayerXのカルチャーはユーザーへ爆速に価値提供をしていく上で、かなり望ましい文化になっていると感じています。
実際、自分が転職時に重視していた下記の内容は、Be Animal
Trustful Team により実現出来ている、と実感しています。

  • ユーザーへの価値提供に必要な事は何でも行う自律的なチーム

    • 目的意識が強く、価値実現に向かえる

    • 背中を預け合い、スピーディーに開発できる

LayerXでの開発に興味を抱いた方は、ぜひカジュアル面談をしましょう!
ユーザーへの価値提供を爆速にしていきたい人と一緒に働けると嬉しいです。


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