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続・会社員がライカを購入するまでの道と選択肢

前回

選択

アラサー会社員は、M11でもM-A(Typ127)でもなくQ2を選んだ。その理由は「動画が撮れるから」という部分が大きい。ライカ製品を買おうと決心したときから金額面で判断することはやめている。「安い方を、、」としてしまうと結果的に後悔するかもしれないので、そこは腹を括った。しかし、今回は使わなくなったソニーのa7Cを下取りに出すことを決めていたので同様に写真も動画も撮影可能なカメラが欲しかったのだ。そのため、Q2以外の選択は無くなった。

最近、ウォーキングをすると10kmほど往く。その間にスナップ撮影をしているので、常にカメラを袈裟がけにしている。日常では100g程度の差など気にかけないかもしれないが、持ち歩く物としては少しでも軽くあってほしい。わがままを言うならば、それでいて性能も高くあってもらいたい。そういう点でもQ2は優秀だった。先のa7Cと気に入っている焦点距離35mmのレンズとの組み合わせは649g。a7IVと同レンズの組み合わせは804g。Q2は718gという絶妙な軽さ。

言い訳

さて、「金額面で判断しない」と前述したが無視できないことも確かだ。自分がそうだったように、そこが最大のハードルという方も多いと思う。Q2に関して言えばレンズが取り外せない一体型。レンズは“ズミルックス f1.7/28mm ASPH.”が搭載されているが、似た仕様ではMシステム用の“ズミルックス M f1.4/28mm ASPH.”がある。なんと、現在はこのレンズ単体で100万円を少し超える。Q2はストレートに購入しても約82万円。実質無料みたいなものだと思えた(怖)。

確かに、F値の違いや取り外せないという大きな違いはある。しかし、Q2はレンズが取り替えられないからこそ追加の散財がないとも言える。ほぼ無料というのは大袈裟だが、現代の(苦手な)言い方で表せば“コスパが高い”。日々購入を悩みながら、こうした言い訳を探しては自身に提示して折り合いをつけた。加えて「若いうちに買った方が長く使える」という考えにも達する。これは冗談のようで意外と真面目な点だとも思う。また、ここでQ2を使う2人の写真家に出会った。


「船の窓」
「24時の銀座」
「六本木在住」

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