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我が家にある唯一のキヤノン機と会社員

憧れ

小さい頃からカメラと言えば“キヤノン”というイメージがある。父親がキヤノンの一眼レフ(フィルム)を使っていたことも関係していると思う。それらの憧れがあって、学生時代に何かのお祝いで買ってもらったのがキヤノンのコンパクトデジタルカメラ“PowerShot SX280 HS”だ。有効画素数は約1210万画素だが、購入した2013年頃は驚いたような気がする。コロナ禍に至るまでレンズ交換式のカメラを購入したことがなかったので今更ではあるが、35mm換算だと25-500mmという焦点距離は凄い。これが我が家にある唯一のキヤノン機だ。

雰囲気

社会人になってすぐは海外へ行くことが多かったので、このカメラと写ルンですを必ずパックした。そこから時は流れてすっかりアラサー会社員になった自分。このカメラの存在はほぼ忘れていたが、最近になって引き出しから発掘。充電器はどこかへ消えてしまったのでデッドストックのような新品を買い直した。あらためて撮影してみたが、やはりよく出来たカメラだと感じる。正直なところ画質としては最近のiPhoneのほうが格段に良いかもしれない。しかし、色味や空気感などは劣らないのではないかと思う。そこがキヤノンらしさなのだろうか。

海外での記録

「カリブにて」
「コロニアル様式の街」
「ラスベガスの夕景」
「バンコクの夜」
「オセアニアの通りにて」

古くなる最新機

SNSが当たり前の現在。ツイッターやインスタにアップするだけの写真であれば、そこまで高品質ではなくても良い気はする。また、どんな写真を撮るかということがカメラ選びには重要になると思うが、自分のように日々を記録する程度であれば10年前のコンデジでもわりと充分に応えてくれる。そして、最新だったものが年々古くなっていくというデジタル機器の宿命に面白さを感じている自分でもあるのだ。これからさらに10年後、2033年まで使うことが出来たらこのカメラの写真をどう思うだろうか?もしかしたら印象は変わらないかもしれない。

2023年3月28日

「雨上がり」
「桜の園」

唯一と言いつつジャンク品の“デミEE 28”も持っている(笑)

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