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学習障害者として自己発見したもの

初めに

成人してから心療内科で、「学習障害の傾向があるね。」と言われ何言ってんだこいつ?状態でしたが、受け入れられるようになってきたので少しずつ吐露していきます。
ここに書いているのは、絶対ではないです。
発達障害や学習障害はスペクトラム(境目がなくピンキリ)なので、程度や特性にかなり違いがあり、そういう傾向だとしか言えません。
また、これにADHDなどが混ざることもあるので、カバーしないといけない範囲は人によって異なります。

学習障害ってなんぞや?

昨今は周りの理解が浸透し始めましたので、全く聞いたこともないという人は少ないかと思います。
一応どんな症状かというと、「学習障害の種類には、読解、数学、書き取りのいずれか、もしくは複数において著しく困難を示す人」になります。
自分の場合は数学というより算数がダメです。

ちなみに、知能的には定型発達(なんの障害もない人)と同等のです。
また、特徴としてスペクトラム(ピンからキリまである)であるということが挙げられます。
ですので、ここから定型発達などという線引きはない(はず)です。
特に成人の場合、ちゃんと診断しようとすると1ヶ月程度毎日通院しないと判断つかないそうで、学習障害や発達障害の人たちも基本的にはそういう傾向が強いという言い回しになります。
大人の発達障害や学習障害は「かもしれない」の上に成り立っております。

理解度とワーキングメモリ

「他人を理解できない。」ということがよく書かれていたりします。個人的に感じるのは理解できないというよりは、「情報量が多いとフリーズする。」です。
ワーキングメモリ(例えば机)にいろんな情報が散乱するんですが、その情報が多いと自分の中でさばききれずに情報が積み上がってしまい、「さっきなんて言ったっけ?」につながります。
 他のこともそう。

特に人と関わる仕事をしていると、あっちで聞いてこっちで聞いて自分のデスクに戻るとなにをしている最中だったか忘れる(加齢かもしれない…)。ということもあります。
仕事がなれてくるとそういうミスも減っていきます。

苦手

学習障害で上記に書いてある通り、算数が苦手です。
7+4は?と文字で書いてあるとそこまで難儀せずに答えがでますが、音だけの情報だと大変です。
特に2桁以上は。
しかし、逆に得意なものも存在しています。
自分の場合は英語だったり音楽だったり。
音楽は専門学校出ていることもあり得意なので一旦ここでは割愛します。
英語は最近になって、また勉強し始めました。

NYTやバイリンガルニュースのポッドキャストを通勤途中で長いこと聞いていて、2018年にTOEICの公式本、2019年に文法用のテキストを買って勉強しています(今はテキスト開ける時間が確保できず…言い訳の日々…)。
しかし、勉強したことは割とすんなり入ってきていて、楽しいです。

一方片付けは苦手なので、その瞬間に片付けたい。
割り込みタスクが入って手を離れてから片付けを行うには一旦リセットしないと難しいです。
また、苦手なのがわかっているので片付けが上手い人に頼りたいのはあります。

ストレス

ストレスは定型発達の人より受けやすく溜め込みがちな人もいます。
菅井としては、ストレスがかかると喋りたくなくなることが多く、嫁が気を利かせてくれるので大変申し訳ないです。
話せる精神状況が整ってから話し始めるという感じです。

ストレス発散方法もなくはないのですが、効果が薄いです。
人によっては美味しいものを食べたりなど、好きなことをやって発散できるかと思いますが、菅井が肌で感じたところですと、好きなことをやっても発散にならないことが多いです。
上記のように定型発達の人より、ストレスの発散が下手であります。
もう30半ばなので大分コントロールできるようになってきましたが、各個人が自分の特性を理解し受け入れられているか?が重要です。
発達障害や学習障害を言い訳にせず、特性(苦手な分野にたいして)とどう向き合うか?が重要です。

最後に

自分が発達障害でも学習障害でも定型発達でも、人をバカにしたり蔑んだりすることは許されません。
ましては、その特性をいじめの対象にしてはならないのです。
ただ、社会においてその特性が問題で就職がや就労が難しい人がいるのも事実です(それが社会的いじめかどうかはここでは議論しません)。
いつの時代もいじめを行なっている人は、自分がいじめているかどうか認識していません。

また、発達障害者や学習障害者は、それを理由に諦めることししては自分の人生が閉ざされてしまうので、なるべくコントロールできるように訓練するが望ましいと思います。
完全に克服することは脳の構造上無理なので、コントロールです。
何年もかけてコントロールできるようにしましょう。
共に頑張りましょう。

P.S.cotori9さん画像お借りしました。

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