ゆるい読書感想文。「判断するのが怖いあなたへ」。発達障害かもしれない人が働きやすくなる方法。#315
実は自分には、最近発達障害疑惑があり、調査も兼ねてその手の本を読んでいるのですが、その中で「自分のことについてしか書かれていないww」と、つい読み更けてしまった本があったので以下にご紹介します。
この本の中に「第四章 陥りがちな心理と、してしまいがちな行動」という章があります。この部分を読んだ感想としては「え、ナニモノ? あなたは他人のことが全て分かる占い師か何かですか・・・?」と思いました。
鋭い。書いてあることが細部に至るまで全て当てはまる。
これが正しいのなら、自分が今まで悩んできたことは性格特性というよりは障害に起因することだったのか?
(先延ばし癖、マルチタスクが超絶苦手、注意が次々と違うところに移る、少し多動気味、被害妄想持ち気味、先のことを延々とシミュレーションしちゃう、抽象的なことを考えるのが苦手、すぐ物を無くす、手順書が無いと何をして良いのかわからない、など)
確実ではないですが、そうなると考え方も変わってきます
「第四章 陥りがちな心理と、してしまいがちな行動」
※障害起因というよりも、二次障害のことを言っています。
1・陥りがちな心理
不安と焦りと恐れ
自分や周囲への怒り(いわゆる被害者感情)
被害者意識が強くなる(2に関連する)
業務がいっぱい!という気持ちでいつも慌ててしまう
2・ついついしてしまいがちな行動
自分の考えや意見をすぐに撤回してしまう
なるべく仕事を増やさない方向で考えてしまう
人間関係を避ける
とりあえずなんでも引き取ってしまう
やるべきことを先送りにしてしまう
なんでも言い控えるようになる
攻撃的になる
報告、連絡、相談がなかなか出来ない
いろいろな人に意見や助言を求めてしまう
先々をとめどなくシミュレーションしてしまう
※原文まま。
各項目の解説については割愛しますが、解説文自体も詳細な部分まで一致しており驚きを隠せません。(中には、ここ数年で劇的に改善したものもありますが・・)
ところで、これらはある種の生きづらさであり、これらを改善しようとして今までいろいろな事を試してきました。「努力」のようなこともしてきたと思います。
最近は「いろいろな世界に生きるお友達を作って、視野を広げる=視野狭窄にならない状態を作る=一人で考え込まない」ことが、結果的に、周り回ってこの状態を改善させるのではないかとは思っていたんですが。
この本を読んで「なるほど、そういうアプローチ方法もあるのだなぁ」と思った次第です。またはそれが投薬治療で治るのであれば、嬉しいことこの上ないのですが、反面なんだかやるせない気持ちもありますね。
参加しているコミュニティでも、ちらちら「あなたは発達障害では?」と言われてはいたので、そのうちカウンセリングにでも行ってみようかなと思っている次第です。
ただ、あまりにもこの症状(?)と共存してきたため「え? ほかの人も多かれ少なかれこうなんじゃないの?」 「これが障害・・?」 といまだに思っています。 はい。
なので、間違っても自己診断はしないつもりではいますが、この本は「その傾向がある人にも有効である」と書いてあるので、とりあえずは読んでみようかなと思います。
おわり
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