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舞台 「ブタに真珠の首飾り」 観劇レビュー 2021/03/27

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【写真引用元】
アマヤドリ公式Twitter
https://twitter.com/amayadorix

公演タイトル:「ブタに真珠の首飾り」
劇団:アマヤドリ
劇場:シアター風姿花伝
作・演出:広田淳一
出演:相葉りこ、葦原梨華、夏沢リカ、石田裕子
公演期間:3/18〜3/28(東京)
上演時間:約80分
作品キーワード:会話劇、結婚式、考えさせる
個人評価:★★★★★★★☆☆☆


約2年ぶりの劇団アマヤドリの舞台作品を観劇、本作品はアマヤドリの代表作だと思って初観劇したのだが、いつも地方で上演していたらしく、東京で上演するのは今回が初めてだそう。
物語は、結婚式の控室で繰り広げられる新婦と繋がりのある女性4人の会話劇。会話劇として非常に良く出来ており、キャラクターや台詞やシチュエーション一つ一つが洗練されていた印象。こういう感じの人いる!って思わせるくらいナチュラルなキャラクターとなっていて、本当にリアルの結婚式場を垣間見せられた感じがした。
個人的に共感したのは児玉明日歌役の女の子、知的障害を持ったヨウちゃんという子供を置いてやりたいことを目指してニューヨークに留学することに悩むあたりが、彼女の真面目さぶりを感じられたり、そのシチュエーションに同情を感じたりで心が痛かった。また、斎藤美海役の女性は個人的に良かったのだが、こういうキャラクターは好き嫌いはっきり分かれるだろうなとも思った。そういうリアルな人物像を形作るのが非常に上手いと感じた。
そして、ヨウちゃんという子供が知的障害を持っているという事実もかなり後の方で暴露されるので、それを知らないで観劇していた自分は「これはどんな状況なのだろう」と疑問が芽生えてグイグイ作品に惹き込まれていったので逆に良かったと思う。これは前情報なしで観劇する作品だと思った。
これは多くの方に観て欲しくて、知的障害の子供を育て上げていく人の苦しさ・辛さを少しでも感じられたら良いと思った。逆に、実際に介護を必要とする人の面倒を常日頃観ている人が観劇したらリアル過ぎて辛すぎるだろう。多くの人に勧めたい作品。

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【鑑賞動機】

アマヤドリは今年で結成20周年を迎え、その記念として代表作の今作を東京で上演すると告知されていたから。以前アマヤドリの舞台作品は「天国への登り方」を拝見していて、面白い作品だと思ったので、また当劇団の作品は観劇したいと思っていた。期待値は高め。


【ストーリー・内容】(※ネタバレあり)

場所は亜矢という女性の結婚式の控室、亜矢の結婚披露宴はこれからという時間。そこに、亜矢の高校のダンス部時代の同期であり親友の斎藤美海(相葉りこ)と、亜矢の従姉妹の児玉明日歌(葦原梨華)が入ってくる。2人は同じ居酒屋で働いており、美海は居酒屋の正社員、明日歌は居酒屋のバイトという関係である。
明日歌は美海に、自分はニューヨークへ行って留学してやりたいことをやりたいと思うも、今まで明日歌が面倒を見てきた亜矢の子供のヨウちゃんを置いてニューヨークへ行って良いものなのかと相談する。
しかし、そこへ急遽美海の元へ仕事場から連絡が入り、披露宴に出席した後急に熱を出して欠席をした社員の代わりにミーティングに出席して欲しいと依頼される。美海は職場に対して苛立ちながらも、職場の人間と電話をしに控室を後にする。

明日歌が一人残った控室に、亜矢と美海のダンス部の後輩の伊藤涼香(夏沢リカ)とそのもう一つ下の後輩の結城琴水(石田裕子)が入ってくる。明日歌はダンス部の人間ではなかったので、最初はその2人のことを知らなかった。でもどうやら、美海のことを話していて彼女の陰口を叩いているように聞こえた。明日歌と涼香・琴水は自己紹介し合ってお互いが亜矢とどのような繋がりなのかを把握する。
そこからは、ただひたすら涼香と琴水のマシンガンのような女子トークを繰り広げる傍ら、明日歌は部屋の片隅で静かに聞いている形となる。琴水は地方で酪農をやっているらしく、今の夫は涼香の元彼で琴水は結婚していたにも関わらず今の夫と付き合い出して再婚したということ、涼香は都内でアパレル業界で仕事をしており千歳船橋に暮らしているとのこと、都内で出会った男性とお付き合いはしているものの、ブランドものやステータスみたいなものに対しては涼香は無関心である一方、地方住まいの琴水は世田谷というリッチな場所へ住みたいという願望が強かったり、新車や結婚式に数十万円平気で使ってしまうほどの真逆な価値観の持ち主だった。
そこへ、披露宴に出席した後に急遽職場へ向かうことになった美海が控室に戻ってくる。そして披露宴の時間になったので皆で式場へと向かう。

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披露宴終了後、美海と明日歌が控室に戻ってくる。美海は職場に向かおうと急いで支度をしていたがまたしても職場から連絡が入り、代わりにミーティングに出席する宛がついたから美海は出席しなくても良いことになったとのことだった。
職場の状況に振り回されて苛立つ美海だったが、ここで明日歌のニューヨークへの留学の話の続きになる。美海は明日歌に対して、ニューヨークへの留学を強く勧める。やりたいと思うのだったら、やりたいことをやった方が良い、夢を叶えた方が良いと。その回答に対して、明日歌は皆自分がやりたいことを我慢して今の仕事をしているのに、自分だけやりたいことを目指して良いのかとさらに問いかけるが、美海は全員がやりたいことを見つけられる訳ではない、やりたいことを見つけられただけで明日歌は素晴らしいことだから、留学した方が良いと言ってくれる。
しかし、明日歌の些細な発言をきっかけにして、美海は自分が今やっている居酒屋の社員の仕事を、夢を見つけられていないから仕方なく続けている仕事と言われたように捉えたらしく、美海は傷ついて明日歌に対して冷たい態度をとる。
明日歌は慌てて自分の発言の意図を誤解のないよう伝えて、美海をなだめようとする。

そこへ、涼香と琴水が控室にやってくる。そして涼香が美海に対して、自分たちが抱えていた美海に対するネガティブな感情を直接伝える流れになる。
その内容とは、亜矢の子供のヨウちゃんのことであった。ヨウちゃんは生まれつき身体に障害があって、健全な子供以上に多くの面倒を見て育てないといけない子供だった。亜矢がそこまで器用な人間ではないため、親友の美海が亜矢の代わりにヨウちゃんの親であるかのように面倒を今まで見てくれていて、涼香もそこに関しては凄く美海のことを尊敬していた。
しかし、ある時美海が亜矢に対してヨウちゃんのために自分の時間の多くを捧げて育てるのは馬鹿らしいから、育児を諦めるように言ったということを亜矢から聞いて、凄くショックだったことを涼香は伝えた。亜矢もそのことについて凄く傷ついて泣いていたという。なんでそんな酷いことを言ったのか、そしてそんなことを言ってよく結婚式に来れたなと涼香は美海に対して言った。涼香は、美海のことが色々と仕事の出来る先輩で憧れだったから、そんなことを言ったと聞いて余計にショックだったのだと伝えた。
美海は、そのような発言をしたことを受け止め、認めていた。
場がシリアスに凍りついた状況を嫌った琴水は、重い話をもっと軽く話しましょうと言って場を盛り上げようとしたが、完全に場違いになってしらけてしまった。
ただ、涼香も自分が心の内に溜めていた感情も吐き出し、美海もそれを受け止めたので皆で2次会に行くことになって、ここで物語は終了。

本当に、会話一つ一つとってもキャラクターを一つ一つとっても凄くリアリティがあって、まるで本当の結婚式の控室を覗いているかのような体験だった。そしてこの作品を観劇すると、結婚式って面倒臭いなと個人的には改めて思ってしまった。
会話劇にはあるあるな話なのだが、この作品は特に起承転結のようなものは存在せず、何かが起こる訳でもないし何かが終わる訳でもない。ただ日常の一部を切り取っただけの物語であるが、そこに脚本家が秘めたメッセージが物凄くしっかりと伝わってきた気がした。ここに関しては考察パートでしっかり詳細を書きたいと思う。

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【世界観・演出】(※ネタバレあり)

全体的な雰囲気としては、結婚式の控室ということもあって非常に上品な作り込みだった。全てが綺麗で洗練されているといった感じ。ただ今作は会話劇だったので、照明なんかは特に変化はなかったが、舞台装置、衣装、音響で特筆したいことがあるのでそれらについて見ていく。

まずは舞台装置だが、全体が結婚式の控室になっており、下手側にソファーとテーブルといったくつろげるスペースが、上手側にお茶やティーカップなどが置かれた背の高いテーブルが置かれ、一番上手側の端には、明日歌がずっと部屋の端で大人しく座っているスペースがあり椅子が3つ並べられている。
舞台後方には、結婚式の控室と外の廊下を仕切るオブジェがあり、縦に細い棒のようなものに所々に薄いベニヤのような板が貼られている青緑色の壁のようなものがあった。
いかにも結婚式の控室といった雰囲気で、非常に上品なオーラを感じさせる。ソファーのあの白い感じとか、ティーカップのあの高品質そうな感じ、上手側の黒い椅子も上品で存在感がある。

次に衣装だが、結婚式に着るドレスというだけあって、4人の女性共に皆色とりどりの豪華なドレスを着ていておしゃれだった。
美海は華奢であるからこそ、濃い赤色のドレスが非常に身体にフィットしていてキュートだった。そして、一番年齢の若い明日歌が色合い的には最も派手であり、薄い青色の肩に羽織るカーディガンのようなものも結婚式用の衣装を感じさせるセンスのあるドレスだった。
涼香と琴水のドレスは、少し歳がいっているのもあって着こなされている感じが窺えて良かった。それを考えると、ちょっと美海は彼女たちの先輩であるにも関わらず若すぎるような印象だったが。オレンジ色のドレスは涼香は非常に似合っていたし、琴水の少し黒っぽいけどおしゃれなドレスも板に付いていた印象。

そして音響だが、特に劇中で曲が流れるのは披露宴開始の合図でメロディーが流れるくらいだが、客入れ時の音楽が心地よかった。静かなピアノのクラシック?が流れていた。よく歯医者さんで流れているような心の落ち着く感じの音楽。上品質な舞台装置と雰囲気も相まって客入れ時から舞台空間に飲み込まれていった。ナイスチョイスな客入れ曲だった。

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【キャスト・キャラクター】(※ネタバレあり)

今作はキャストが女性4名しかおらず、どの女優も素晴らしかったので4人全員に言及して書いていく。

まずは、新婦亜矢の親友で居酒屋の社員である斎藤美海役を演じた相葉りこさん。彼女は今作出演女優では唯一のアマヤドリ所属の女優。物凄く体が細くてスラッとした美人な女優だなと。凄く声がハキハキしていて、しっかりしている女性のオーラをプンプンと出していたので物凄く適役だと思った。
個人的に着目したいのが彼女が演じる美海のキャラクター性、見た感じ決断力もありそうで仕事が出来そうなので、ご覧の通り後輩の涼香にも憧れを抱かれるほど慕われそうな女性なのだが、一方で少し冷徹なまでも正直に物事を言う点があるから、好き嫌いがはっきり分かれそうな性格だと感じた。でもそういった女性って世の中沢山居そうでリアリティがあって好きだった。
ただ、年齢は凄く若い感じがしてしまって最初は美海が涼香・琴水の先輩だとは思わなかった。

次に、亜矢の従姉妹であり児玉明日歌役を演じた葦原梨華さん。昨年のアマヤドリ主催公演からの出演だそう。1999年生まれで役柄だけでなく実年齢も若かった。髪型は金髪と黒髪をストライプ状に入れた奇抜な印象だが、内面は至って真面目で好感が持てる。
個人的には彼女のキャラクターに一番感情移入して観ていた。本当はニューヨークに行って留学したいものの、障害のあるヨウちゃんを従姉妹の亜矢に全て押し付けて自分の夢を叶えて良いものなのだろうかと悩みを抱えている点が好きだった。そしてここは考察パートでも触れるが、美海にやりたいことをやるように後押しされるものの、美海は冷徹にもヨウちゃんの育児を諦めた方が良いと思っている人で、そんな美海と同じように冷徹にヨウちゃんを置いて自分のやりたいことをしてよいのかと、尚更悩む羽目になるラストがとても心動かされた。
自分も同じ経験があるから尚更感情移入出来たのだろう、そしてそうさせるだけの魅力ある演技をしていた葦原さんは素晴らしい役者さんだった。

そして美海の後輩の伊藤涼香役を演じた夏沢リカさん。芯の強い女性というのを凄く感じて、後半のシーンでそのキャラクター性を存分に活かしたシチュエーションが見られて凄く良かった。個人的には、彼女の美海へ攻めかかるシーンで涙が出そうになった。そのくらい迫力があった。
前半の琴水との会話劇は、軽い感じのテンポで凄く安心して見ていられるシーンだったのだが、後半の美海とのぶつかり合うシーンで彼女の本心ここで見せてきたかと言わんばかりの圧倒される熱量で、このシーンだけでも観る価値が凄くある。
ここで言うしかない、もうこの後どうなっても知らんと言わんばかりの覚悟と、少ししどろもどろになりながら本音をぶちまけるあたり、これ本当に演技なのかと思うくらいリアルで凄く臨場感ある芝居で素晴らしかった。他作品の演技も観てみたい。

最後は後輩の結城琴水役の石田裕子さん。言い方が悪いかもしれないが凄くガサツそうで、大雑把でお転婆そうなどこにでもいる芯の強い女性をしっかりと演じ切っていたという印象。そして、車や結婚式に金をかけてこだわったり、ブランドものが好きそうな感じも田舎者っぽさがあって笑えた(失礼か笑)。
一番最後の、シリアスで重い話を軽めにしようと言ってしらける感じは凄くヒヤヒヤした。そして案の定彼女もそう言ってしまったことを後悔していたが、それが引き金となって場の緊迫感も緩んで良い方向に流れたので、結果往来となったことも彼女の良さが出ていて好きだった。

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【舞台の考察】(※ネタバレあり)

今作を観終えて強く思ったことは、この作品をなるべく多くの人に観て欲しいということである。それは、いかに身体障害者や介護を要する家族と暮らしていくことが困難なことなのかを考えさせられるきっかけとなるからである。

亜矢の子供のヨウちゃんは話を聞く限り耳が聞こえなかったりと身体的に障害を持って生まれてきてしまい、普通の子供以上に周囲の人間が世話をしてあげないといけない子供であった。亜矢がそこまで器用に仕事と両立して育児が出来る人ではなかったから、暫くは美海が面倒を見ていたようだが、亜矢にヨウちゃんの育児を諦めた方が良い、自分の時間が奪われていくと言ってしまったということは、美海自身がヨウちゃんの育児に相当の労力を強いられたことを物語っていると思っている。
どんな状況で美海がヨウちゃんの面倒を見ることになったのか、その経緯は詳しくは述べられていなかった(はず)が、当初は美海も亜矢のことを気遣ってモチベーション高くヨウちゃんの面倒を見ようと決意したんじゃないかと思っている。その美海が、ヨウちゃんの面倒を見ることの大変さを痛感して、冷徹ながらも亜矢にそのような言葉を浴びせてしまったのだろうなと考えている。

物語後半の涼香が美海に対して亜矢に対して放った言葉が酷すぎると怒っていたが、もしかしたら涼香の迫力に押されたというのもあるが、美海に対して同情して涙が出そうになった節もある。ヨウちゃんの育児がいかに大変なものか、それを身に染みて知っているのは美海しかいない。鈴香は別にヨウちゃんの面倒を見たことがある訳ではないのだから、その育児に対する苦労を考えずにそう突っ走っている感じも否めなかった。そんな訳で終いには美海が可愛そうになってきた。
ヨウちゃんのために自分の時間を多大に捧げ、何の見返りがあるわけでもなく、ただ自分の時間だけが奪われていく。そんな苦しさを痛感して耐えきれなくなって出てきた美海の本音だったのだろう。たしかにそこだけを切り取ると冷徹な発言かもしれないが、いかに身体障害を持った子供を育てることが多くの苦労を要するのかを知らずして批判するのは筋が違うのではと思えてしまう。

身体障害を抱えた人の世話、介護を必要とする人の世話をすることって、ただただ自分の時間を無制限に犠牲しているだけの虚しいものでしかない。私はそんな気づきを最後のシーンで得た。そんな悩みと戦っている人々は、高齢化の進んだ日本社会には沢山存在することだろう。自分自身は、数年前に祖母が認知症になって家族諸とも祖母の介護に手をこまねいた時期があったが、それも祖母が亡くなって暫く経つので忘れていた節があった。改めて、人を介護して生きていく人々の苦悩と、それと向き合いながら生きている凄さというものを間接的ではあるが学んだ気がした。

さて、個人的には美海が冷徹にも自分の時間ばかり奪われて無駄と思い込んでしまった理由はもう一つあると思っている。それは美海が、人間は夢に向かって生きたいように生きることが素晴らしいことだと自覚している点である。実際に美海は明日歌に対しても、ニューヨークへ行って留学した方が良いとやりたいことを優先させるようなアドバイスをしている。では一体なぜ美海は、そのような思想を持っているのであろうか。
それは個人的な解釈だが、美海が高校時代にダンス部で全国大会へ行った経験を持っていることが関係していると思っている。劇中の会話で、ダンス部で全国大会へ行ったのは美海の代だったというのがあったと記憶している。きっとその時に美海は、自分のやりたいことをやって輝けることってどんなに素晴らしいことなのかを身を持って知っていると思っている。
だからこそ、何かを目指して行動したい活動したいと思う人間に対しては、そっと背中を押してあげているんじゃないかと思っている。明日歌が留学したいというのを後押したのも、そんな経験と思想があったからだと思う。
だからこそ、自分の時間を削ってまで見返りのない身体障害者の世話・育児が苦痛なものでしかなかったのかもしれない。

こう考察をして書いていると、本当に自分はやりたいことしかやってこなかったので、介護をして人の世話を日々されている方々には頭が上がらない。
ただこうして、観劇を通じて介護者の苦悩を間接的に知ったり、やりたいことをやれる素晴らしさに気づけたことには作品に感謝したい。そして、ここまで妄想を膨らませる事の出来る広田さんの脚本は本当に素晴らしい。

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