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【しない子育て】 子育ての「関ヶ原」⑤ 盗みをした息子への対応

子育てでは親が絶対に負けたらいけないことがある。
それがこの息子の盗みをしたときだった。
もし私が負けていたら、息子の「今」はどうなっていたか。
このときは一緒に考える父親(夫)がいないこと
ひとりで子育てしていることのしんどさを痛感した。

今回の盗みに対して
どう対応するかを考えることにした。


このとき一つ残念に思ったのは
お店の人の対応だった。

小学生が5000円や1万円もするカードを
ひとりで買いに来ても
当たり前のように売ってしまう。

親の責任とはいえ
社会の大人が子どもに対して
ストッパーにならないことを痛感した。


「あのお兄さんは良い人だよ。
 僕が行くと、一緒に遊んでくれるもん」。
小学高学年の子どもにとって
高額商品を平気で子どもに売ることなど気にならず
一緒に遊んでくれるお兄さんは良い人との認識。


当時、息子は週末はボーイスカウトなどの
活動に参加していたけれども
平日は週2日の塾以外はフリーだった。


ひとり親でわたしが家にいることはできないことや
自分の世界を作っていく年齢になっている
息子の今後の環境作りの必要性を感じた。


さて、
今回の盗みに対して
どう対応するか。


私は盗みのことが発覚した
前夜から一睡もしておらず眠い。


盗んだお金で買ったカードは
買ったお店に売ることは決定事項として伝えた。
そのほか
自分でどう後始末をつけるのか
自分で考えるよう伝えて私は寝た。


私は息子に
「親にバレなかったらOK!」とは
思ってもらいたくない。
親が怒るからダメなのではない。
そのためにも
自分で何が問題なのか
自分が起こした問題をどう対処するのか
自分で考えてもらいたかった。


母ならどうするかが
私には自然に思い浮かぶからこそ
私が息子の対応を考える貴重なヒントとなっていた。


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