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【しない子育て】 子育ての「関ヶ原」④ 盗みをした息子への対応

子育てでは親が絶対に負けたらいけないことがある。
それがこの息子の盗みをしたときだった。
もし私が負けていたら、息子の「今」はどうなっていたか。
このときは一緒に考える父親(夫)がいないこと
ひとりで子育てしていることのしんどさを痛感した。

どうしてお金を盗んで
カードを買ったのか
その理由を息子に聞いた私は
自分が問題を引き起こしたことに気付かされた。


私は息子達に年齢に応じて
お小遣いを与え
お小遣い帳に記録するよう伝えていた。


お小遣いの範囲内で
自由にお金を使って良いと
私は伝えていた。


しかし
お小遣い帳を確認するときに
私は無自覚に言葉を発しており
息子は私がカードにお金を使うことを
良しとしていないことを感じていた。


戦略を学び
カードゲームにハマっていった息子は
自分のお小遣いで買うことさえできず
友達とのゲームで勝つ以外に
カードを手に入れられない。


一方で
周りの友達は次々とカードを買ってもらい
強いカードを揃えていく。


お小遣いを貯めても
カードを買うと私に
何かを言われるかもしれない。


私の無自覚な言動が
息子にお金を盗んで
カードを買いに走らせる
大きな一因になっていたのだ。


それに気づいた私は
呆然とした。


お金を盗んだ息子は悪い。

しかし
お金を盗む行為に走らせたのは
私の無自覚な価値観の押し付けだった。

問題の本質は
私の息子への対応にあったのだ。


息子の話から
それに気付かされた私は
息子に謝ると同時に
改めて息子にお小遣いの範囲で
自由に使って良いこと
カードゲームを買っても良いことを伝えた。


そして
今回の盗みに対して
どう対応するかを考えることにした。

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