【34歳女・転職戦記】転職エージェントって必要?編
約3年働いた会社を退職することになり、人生2回目の転職活動をした。
応募から内定まで約1.5ヶ月間の戦いとなった。
気づきもあったので、人生の記録として書き留めておく。
まずは転職活動における転職エージェントの存在意義について記そう。
<記事を書いている人の情報>
1.転職エージェントは、1〜2社で手一杯
今回は転職エージェントを最終的に2社利用した。大抵の転職ノウハウでは、エージェントは複数使えと書いてあるのでプラスで2、3社ほど登録したが、最初の2社と面接を進めるだけで手一杯になった。
私のように業界が絞られており、短期決戦型の場合は、エージェントは1〜2社で充分だと思う。
2. 転職エージェントの担当は、運かも
Greenやビズリーチ等の転職サイトに登録すると、エージェントからスカウトが来る。同じ会社の別の担当からも容赦なくとめどなく来るので、メールをくれた人の文面や経歴をチェック。
スカウトマンの強みなどを基準に入念に選んだ結果、この人に任せよう!と返信をしたら「ありがとうございます!面談は別の者が担当します」と言われたこともあった。
そんなことあるかい、と思った。
もし今、このスカウトマン選びで足踏みしている人がいたら、あまり意味がない可能性もあると伝えたい。実際に面談して進めながらもし気が合わなかったら担当チェンジしてもらう、ぐらいの気持ちでさっさと連絡するのが吉である。
3. 転職エージェントの言うことは大体同じ
最終的に内定に漕ぎつけてくれたA社と、縁がなかったB社。企業、面談方法、担当とそれぞれ違いはあれど、言うことはあまり変わらない。
とにかく応募をさせたい。
基本的に転職エージェントは無料で利用でき、内定に漕ぎつけて報酬を得る仕組みなので、応募をさせたがる。
「応募必須資格100%当てはまらないとこに応募して、面接の時になんで資格ないのに応募したのかと問い詰められませんかね!?」
と質問したら、エージェントは
「企業も100%は望んでないし、他の魅力でカバーできる可能性もあるし、とにかく応募することで、先方から別のポジションの提案もされたりするし(中略)つまり、大丈夫です」とゴリ押していた。
ほんまか?
エージェントから、それ説明してくれるんか?
と不安を抱きながら応募した。
結果は、面接編にて書き記す。
4. じゃあ、転職エージェントって何なのか?
ここまで担当は運だとか、応募させたがりとかいろいろ言ってきたが、私は結果エージェントに感謝している。では求職者である私にとってエージェントはどんな存在であったか?何が良かったのか?
一番ありがたかったメリットは、
「企業への連絡を直接しなくて良い」
これに尽きる。
私はエージェント2社での応募に加えて直接自己応募した企業も2社ほどあったため正直スケジュールの調整そのものにエージェントはそこまで役立たなかった。
A社の担当とB社の担当がふたりで私の予定を擦り合わせてくれないか〜〜〜!?と無茶なことを願っていた。
しかし、自己応募企業の選考を進めていくうちに「エージェント様、こちらにも介入していただけませんでしょうか?」と思うようになる。
いくらある程度のビジネスマナーを身につけているとしても、やはり応募先の企業との連絡はいちいち気が張るのだ。
たとえば面接後のお礼メール1本でも送るべきか、時間帯、文面、などを考えるが、エージェントを通していれば、企業と直接連絡ができないため、面接以外で気を遣う必要がない。
転職活動において、求職者と企業は対等であると言われる。だが、私のような小心者にとってそれは理想論だ。
実際に自己応募する志望度の高い企業に対しては、面接以外の部分でヘマをしないよう気が張り、ただでさえ極限の精神状態に負荷をかけてしまう。
このありがたさに気が付いてから、私は転職エージェントへの連絡を非常にカジュアルに変えた。遠慮をなくした。もちろんビジネス常識の範疇ではあるものの、なんでもフランクに聞いたし、文面で連絡するのが億劫な時は電話もした。めちゃくちゃ楽だった。
転職エージェントが実際どの程度企業とのパイプがあり、どれぐらい己をプッシュしてくれているかは正直わからない。
その旨みに期待するよりは、アシスタントやサポーターのような、自分の負荷を減らしてくれるありがたき存在として付き合うのがいいと思う。
その人の経歴や強みよりも、自分が相談しやすい、進め方などで波長が合いやすい人(私の場合はゴリ押しが過ぎない人が良かった)をお勧めしたい。
5. まとめ
結論からして、私は転職エージェントの利用は推奨派である。
特に小心者、気にしい、完璧主義のような人種は直接応募だと企業とのやりとりにメンタルを消耗させられるため、任せられるところは任せたほうが良い。
そのうえで応募する求人数や進め方は、自分がイニシアチブをとるのが良いと思う。どんなに通例的に応募数を稼いだほうがいいと言われても、やはりそこまで行く気のない企業の選考を受けるのは気持ちの面での負担が大きかった。
面接は約1時間一発勝負で、最大のパフォーマンスを出さなければいけない。そのためにとにかく転職活動中は
1)メンタルを健康に保ち、
2)自分の信じる道を選び、
3)煩わしいことは他人に任せる
ことが大事。
そのために転職エージェントを活用させていただくのがよいだろう。
【補足】転職エージェントごとの違い
エージェント比較が目的ではないため、A社B社記載をしてきたが私はITやエンタメ業界に強そうなエージェントということで、ギークリーとワークポートを利用した。
どちらのエージェントが良いのか?というのは断言できない。完全に担当による、という印象だ。
ギークリーの場合
結果:
・19社書類提出
・書類通過:6社
(うち、一次選考辞退4社)
・面接受けた会社:2社
・最終内定0社
担当印象:あまり親身ではなかった。サイトに日程などが表示されてからずっとあとの深夜などに連絡が来ており、不安を感じた。忙しそうで、お姉さんが転職した方がいいのでは……となるほどだった。
※ギークリーのみなさんがそうではないと思うので、あくまで一例
ワークポートの場合
結果:
・5社書類提出
・書類通過4社
・面接受けた会社4社
(うち、最終面接を辞退3社)
・最終内定1社
担当印象: あまり押しが強くなく、こちらのスタイルを受け入れてくれたので最初は少し不安に感じていた。が、結論からすると寄り添い方のエージェントが私には合っていた。
私が迷いながらベラベラ喋ることを、つまり◯◯ということですね?と言語化してくれる能力が非常に優れていた。
最後に自己応募の会社2社と、こちらで紹介された1社で迷っていたため最終まで進んでいた魅力的な会社を3社も辞退依頼したが、そのときも理由は聞かれるもののあまり問い詰めるような空気はなかったので助かった。
申し訳ない気持ちはあったけど、100%行かないなら断っておきますと言ってくれた。
結論、私はワークポート経由での内定を得ることになったがギークリーが悪いと言うことではないと思う。やはり自分がどんなスタイル、性格で、どんな人に何を助けてもらいたいか。
これによって担当との相性が決まる。
自分がやりやすい担当と共に、健康な転職活動を送ってほしいと思う。
次回は書類や面接について、多分語る。
おわり!