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自己成長の可能性は「内省」の頻度によって決まる。


YRK and 取締役・事業共創本部のYURIKOです。

事業共創本部という部署は、経営の根幹となる財務やHR(Human Resource)、総務、情報システム(DX)といった部門において、事業部と共創し、歴史と伝統を重んじながら革新へと導くことに日々取り組んでいます。


2021年も残りわずかとなりました。コロナ禍になってから丸2年経とうとしていますね。
皆それぞれ色々な思いの中、新しい生活様式でやってこられたのではないでしょうか。

YRK andではこの1年、目まぐるしく変化した外的環境に対して順応すべく
【内省=リフレクション】をキーワードに取り組んできました。
今回のコラムでは、この「内省」の重要性について考察してみたいと思います。


■内省とは?

 

【反省】ではないですよ。【内省】です!

この違い、漢字からしてなんとなくわかりますか?

わかりやすく表現すると・・・

【反省】は他人の為にするもの
【内省】は自分の為にするもの

です。

【反省】をもっとわかりやすく例えると
マスコミから、又は世間から叩かれたから謝罪会見する。的なものです。(誰とか言いませんがイメージつきますよね?(;^ω^))

【内省】は自分の為の自分による次に活かせるよう自らを省みること。
現実の世界の自分にもう一人の自分が質問をしてくるような光景でしょうか。

 

できない理由を先に環境や状況・他人のせいにせず、
【先ず自分】の何がどうだったか?それに対してどうする方がよかったのか?

明日の自分の為に。そして未来の自分のありたい姿に早く近づく為に自分で自分の一日を、自分に起こった出来事を自分で自分なりに振り返る作業のことを言います。
 


■できない理由の言い訳トップは「まわりのせい」

 

「内省」を重要視している理由は、ただ一つ。
「自分が求めている答えは自分の中にあり、まわりのせいではない」からです。

よく陥りがちなのですが、

「コロナなんて嫌だ!どうして○○してくれないの?」
「もっと政治(国・行政)が○○するべきなのに…」
「組織がしっかりしていれば自分は○○できるのに…」

わかります!
その心情、とてもわかります!!

 

自分ではどうにもならないことに対して「~するべき」とか「なんで~してくれないの?」と自分の尺度で見てしまうんですよね…。(^_^;)
ときにそれは、「裏切られた」と、不満を(勝手に)自分の中で募らせていくことにも…。


■内省が身につくと、人生は飛躍する

 

内省は心理学的にも理にかなっているんです!

【自己認知】といって、良いも悪いも「ありまのままの今の自分」を認識することで、経験学習ができ、次のステップに進みやすいのです。

やった≠できる
とは限らないですよね。

インプット≠アウトプットできるようにはならない。
これと同じ考えです。

自分でやった(経験した)ことを、「内省」することで自分で自分のことを整理してアウトプットするのです。

ヒトは、他人の言動は目につきやすいですが自分のことは見えにくいものです。
(自分のことを棚にあげてるつもりはなくても、脳の構造がそうなっています)

なので、
自分のことを実は自分が一番わかっていないまま毎日が過ぎています。

非常にもったいない時間の使い方です。

 

■YRK and の取り組み

 
そこでYRK andでは、会社の仕組みとしてリフレクション会議や1on1を通じて自分のことを組織の仲間の力を使って内省し、自分の主観でいいのでその時の感情や考えを数値化することを習慣的にやっています。

そうすることで自分なりの定点観測ができます。
それを続けることで内省がしやすくなりますし、自分のことを客観的にも受け入れることができやすくなります。

他人に・上司に直ぐに答えを求めるのではなく、
「自分でも気づいていない自分の中にある答えを探る時間」となっています。

人のアドバイスや人の考えを聞く・取り入れることは早いし楽です。
が、それは手段だけを取り入れているので、特に上手くいかなかった時はその人のせいしてしまいがちです。(自分の考えは何処に…?)

根拠や裏付けのわからない又は、会ったこともない人のネットの情報や他人にアドバイスをもらうよりも【先ず】した方がいいことは、【自分は今日、何をして、それをしたことで何を感じてどう思い、なぜ、そう考えたのか?本当は何がしたかったのか?】を振り返ることです。

一見、遠回りに見えますが、決してそうではありません。人に教えてもらったやり方よりは、自分で考えて考え抜いたやり方で進む方が考えも想いもしっかりするので、何があってもブレませんし、結果的には短期間でゴールに向かうことが可能なのです。

このように内省して自己開示することで、上司や仲間との価値観や目に見えないものに対しての違いを互いに認識し、ものさし合わせもできます。


■最後に

 

人はすぐに正しい答えを求めがちです。

でも、これからは答えのないことが当たり前で、その答えの裏付けに値する「内省の頻度と深み」が自分が導き出した答えに厚みを生み出し、確固たる自信に繋がります。

 

しかし、ここで間違ってはいけないのが、ビジネスパーソンとして成し遂げたいこと(やりたい仕事)は「一人ではできない」ということ。

それを叶えるための職場環境や、そこで一緒に働く仲間とのリレーション(人間関係)はもっと大事だと思います。

リレーションもないのに雑談はできません。

雑談もできない人とコミュニケーションとれませんよね?
コミュニケーションも取れないのに、報告・連絡・相談はもっとしにくいですよね。

そこでYRK andでは、リモートとリアルのハイブリッドワークが当たり前の働き方になったからこそ、会社の仕組みとして仲間とリレーション・絆を作りつつ、自分では内省をする機会をこれからも進化させていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。