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noteをポートフォリオ代わりに使うのがおすすめな理由

平野太一

先月、noteのディレクターとして、クリーク・アンド・リバー社の「ポートフォリオ」に関するイベントに登壇しました。

今回はライターの方々を対象に、まだポートフォリオを持っていない人はnoteをポートフォリオ代わりにするのがおすすめだよという話をして、自分でしゃべりながら整理ができたので、その内容を改めてnoteに残しておこうと思います。

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ポートフォリオの定義

ポートフォリオの語源は、portaは「運ぶ, 支える, 保つ」という意味を持つ接頭語で、foglioは「紙, 紙幣」のことを組み合わせた portafogli が由来です。そこから派生して、「金融資産」の構成としての意味になったり、今回のような「作品集」としての意味になったりしています。

「作品集」という意味で使われるポートフォリオは、紙で印刷したものが主流でしたが、インターネットが普及したことによって見せ方の幅が広がりました。例えば、自分のサイトをつくってそこに作品をアップしたり、noteやBehanceのようなプラットフォームにアップしたり、最近ではInstagramやTwitterなどのSNSにアップしたりと、多種多様です。

今回の話をするにあたって、ポートフォリオとは何なのか、定義づけをしました。現時点での定義は「クリエイターの価値を示す構成物」です。これは、Rockakuの森田さんがこの記事(↓)で提唱していて、一言でズバリとまとめられていて素晴らしかったので、そのまま使わせてもらいました。


どうしてnoteがおすすめなのか

ポートフォリオが「価値を示す構成物」なのであれば、発注者にその価値を理解してもらわなくてはいけません。そこで構成するべき情報は、

・自分が何の仕事をしてきたのか
・これからどんな仕事をしたいのか
・自分はどんな人物なのか(人となり)

この3つかなと思います。
書く内容については、上記のRockaku森田さんの記事を見てもらえればと思います。noteがポートフォリオ代わりにおすすめなのは、この大事な3つ以外考えなくてもいいからです。

例えば、紙でつくったり自分のサイトをつくったりすることは、本来の目的の前にやらなければいけないことがたくさんあるわけです。紙の場合であれば、どういう紙の材質にするのか、どういうレイアウトにするのかなどなど。自分のサイトをつくる場合も同様です。

noteのデザインは、この記事を見て分かる通りシンプルな投稿画面で、書き手にとって書きやすく、読者にとっても読みやすいデザインです。運用コストがかかりません。それに、noteという街にすでにたくさんの人がいます(2019年9月時点で2,000万MAU)。

誰もいない砂漠に旗を立てるのか、それとも、にぎわっている商店街に旗を立てるのか。どちらが気づいてもらいやすいでしょうか。それに、noteはクリエイターが集まる街。編集者やテレビ関係者は、次世代のクリエイターを探すために結構見ているそうです。合理的に考えれば、後者のほうが可能性が高いはずです。もし今からつくるのであれば、noteでやったほうがいいよねと思います。

それにnoteのいいところは、人となりとつながるところ。今からポートフォリオを作る人は、作品とともに、noteに合わせて裏側や背景、ストーリーをnoteで書いておくと、依頼する側は合わせて読むことができます。発注者側の心理として、アウトプットだけでなく背景もわかることで、安心や信頼につながります。

そうやって書いた記事が、note編集部が人力でチェックしている「編集部おすすめ」にピックアップされ、フォロワー以外の人にまで届く可能性もあります。


noteでどんなポートフォリオをつくればよいか

今回イベント中にもおすすめしたのが、

ハヤカワ五味さん : できることを明確化&値段も明記
とみこさん : 実績を随時アップデート&人となりがわかるnoteも多い
はましゃかさん : 記事がそのまま実績になる&人となりがわかる
長谷川賢人さん : 実績がわかる&渾身の記事が見やすい(依頼側のことが考えられている)
市川渚さん : プロフィールと実績をつなげている

などが参考になると思います。

noteでポートフォリオをつくった後は、「仕事依頼」という機能を使ってください。この機能は、自分がnoteに書いた記事を自身のトップページに「仕事依頼」として登録ができるというもの。この機能リリースに合わせてつくられた「#私の仕事」というお題記事では、すでに20,000件以上投稿されています。

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あとは、SNS連携をしておくこと。noteの投稿が少ない場合は自分の場合は必ず見るので、SNS(Twitter・Facebook)をやっているのであれば連携しておくのが吉です。やり方はこちら

ポートフォリオの記事は、タイトルも大事です。最近のnoteは、SNS流入だけでなくGoogleからの流入も増えています。

・職種(ex.ライター、デザイナー)
・自分の名前
・"仕事依頼"というキーワード

など、検索したときに出てきやすいタイトルがおすすめです。

そして、書いた後はちゃんと(SNSに)シェアすること。書いただけで仕事がもらえるなんてラッキーなことは、普通ありえません。


まず公開してみなきゃ何もはじまらない!

70%の出来でいいし、リンクだけをまとめるのでもいいから、公開して更新していく方がよっぽどいいです(【更新日 : 2020/01/26】を記事の最初につけるのがおすすめ)。一筆さんの記事も同じ内容を書かれています。

インターネットにアップしたほうが、何かのきっかけで発注者がクリエイターに出会いやすくなることは確かです。

そして、上には上がいるから私なんて書けない……と尻込みする人には、桜川さんのこのnoteをぜひ読んでください。今の自分がスキルとしてつたなかったとしても、誰か一人でも役に立つかもしれないものがあれば、それを書いてみてください。

そして、まとめるだけでなく発信をし続けること。それが積み重なったときに信頼が生まれ、それがふとしたタイミングで「この人に仕事をお願いしてみよう」となるんじゃないかなと思うのです。

フォロワーが少ない・実績が少ないなら、やるべきことはひとつ。深津さんもけんすうさんも言うように、「インターネット全体の役に立つことを発信する」です。

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「まずはやってみよう」精神で、noteでポートフォリオ記事をつくってみてください!その先に新しい出会いと仕事が生まれますように。ささやかながら祈っています。

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平野太一

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