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約2年半勤めたBAKEの退職に寄せて

8月31日、2016年1月から約2年半勤めたBAKEを退職しました。

最初は、「CAKE.TOKYO」という、おいしいお菓子をつくる人たちのストーリーを伝えるウェブメディアの編集を担当。

毎月30万PV程度の中堅メディアになったので、もう少し大きなことに挑戦してみたいと思い、BAKE CHEESE TARTの期間限定フレーバーのリーフレット作成やSNS・LINE@運用まで、横断的に幅広く“おいしい”仕事をさせてもらいました。詳しくはこちら

そして一昨日の9月19日夜、BAKEの有志メンバーで送別会を開いてもらいました。場所は、白金台にある「Be Terrace」。写真で振り返る限り、合計20人ぐらいの人が自分のために集まってくれて、それが、それだけで十分うれしくて、びっくりしてしまいました。

その日のドレスコードは、「モノトーン」。自分がBAKEで働いていた2年半、ほぼ同じような格好でずっと働いていたので、その日は全員同じ格好で自分を送りだしてくれました。粋な計らいに、すでにうれしかったです(中には白シャツをわざわざ買ってきてくれた人までいました)。

(ただ、自分のその日の服装は、カーキ色のジャケットにグレーのTシャツ。「平野くんも当日は白シャツを着て来るだろう」と思っていたのに、最後の最後まで、空気が読めない人間で申し訳なかったです😭)

だって、自分は会社を辞めるというのに、自分の門出のタイミングで集まってくれるなんて、めったなことじゃないと来なくないですか?

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前にも書いた通り、自分は昔から、人に何かをしてもらうことが苦手でした。

分からないところがあったら自分で調べるし、後で見返したときにすぐに探せるようにきちんとメモをしておく。他人の時間をお邪魔してまで、自分が聞くことは大事なのだろうかと思うくせがあって、できるだけ迷惑を掛けまいと、ひとりでできることは自分でやるよう努めてきました。

だから、そんな辞める自分のことのために時間を割いてもらうなんて、正直おこがましいなぁと思っていたんです。

でも、集まってくれたみんなが楽しそうに話してくれたり、自分を媒介にした話をしたりしているのを聞きながら、「あぁ、BAKEに自分の居場所はあったんだな」と思いました。

自分はここにかつて在籍していて、この人たちと一緒に仕事をしてきたのだ、と。そして、そのことを実感できてすごく誇らしく思えました。

うれしかったこと。
悲しかったこと。
辛かったこと。
うまくいかなかったこと。

働いている中でどれもいっぱい経験をしたけれど、なんだかんだうまくできていたのは、このメンバーたちが影ながら支えていてくれたおかげなんだなと思いました。みんながいてくれたおかげで、今の自分ができている。だからこそ、わざわざ来てくれて本当にうれしかったです。

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辞めちゃって淋しいなぁ」なんて、言ってもらえるうれしさを噛みしめています。「半年経ってやっぱり違うと思ったら戻って来いよ」なんて、軽口をたたいてくれる人もいました。

ヤンスくんが撮ってくれたチェキの写真、自分がめちゃくちゃ笑っているんですね、さぞ楽しかったんだろうなぁ。なんだか泣けてきます。本当に宝物です。

最後の最後に、笑って送り出してくれて、本当にありがとうございました。これで、悔いなく、新しい職場でもがんばっていこうと思えます。

デザイナーの河西さんにもらったバルーン(↑)と、みんなが書いてくれた寄せ書き(↓)。プレゼントは、無印の白シャツとグレーのTシャツ。わかっているなぁー!

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次の職場は、10月からスタートします。

今まさにこれを書いている「note」を運営する、ピースオブケイクという会社が新しい職場です。

そこで、ディレクターという肩書きで、noteのクリエイターたちが自分の好きなこと・書きたいこと・大切にしたいことをどうやって発信していったらより多くの人たちに届けられるかを考えていきます(改めて経緯については書くつもりです)。

今まで2年半、本当にありがとうございました!

これからは、お菓子についてやたら詳しいBAKEの一ファンとして、またいつか、お土産話を持って遊びに行かせてください。

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