☆13. ①辞書なら電子かペーパーか?
本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り
2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。
13. 辞書なら電子かペーパーか?
今はスマホが電子辞書ですよね。
ですので、電子辞書にスマホを含むとして話を進めます。
今回のテーマは、電子辞書かペーパー辞書のどちらが勉強に向いているかです。
一般的に、電子辞書とペーパー辞書にはそれぞれ利点と欠点があります。
電子辞書の利点:
検索が簡単:キーワード検索や索引を使って、迅速に単語の意味や用法を調べることができます。
携帯性が高い:スマートフォンやタブレットなどのデバイスにインストールされているため、いつでもどこでも持ち運びができます。
発音や例文の音声が利用可能:英単語の発音を確認したり、例文の音声を聞いたりすることができます。
翻訳機能がある:英語以外の言語に対する翻訳機能がついていることがあります。
更新が容易:辞書のデータベースがオンラインで更新されるため、最新の情報を常に利用することができます。
ペーパー辞書の利点:
学習の集中力が高まる:スマートフォンやタブレットなどの電子デバイスを使わずに、物理的な辞書を使うことで学習の集中力を高めることができます。
文脈を理解しやすい:ペーパー辞書は単語の周囲に記載されている文脈情報を参照しやすいため、単語の意味や用法をより理解しやすくなります。
操作がシンプル:ページをめくるだけで辞書を使用できるため、複雑な操作を覚える必要がありません。
これらの利点と欠点を考慮して、自分の学習スタイルや環境に合った辞書の形式を選ぶと良いでしょう。
例えば、外出先での持ち運びや検索の便利さを重視するのであれば電子辞書が、学習の集中力を高めたいのであればペーパー辞書が向いているかもしれません。
また、両方の形式を併用することもできます。
例えば、電子辞書を外出先や移動中で利用し、ペーパー辞書を自宅や静かな場所での学習に活用するというように、両方の形式を組み合わせて使うことで、それぞれの利点を生かすことができます。
さて、中学校と高校の教師にはペーパー派が少なくはないです。
ペーパーがいいと思っている理由といえば、「ペーパー辞書で調べた方が覚える」とよく挙げる。
二回同じ単語を調べるのは時間がかかって面倒くさくて、ペーパー辞書で調べた後は自分でメモを書く確立が出る。
書くこと自体は少しでも覚える確率を上げるので、これでペーパーの方がいいと思っている人もいる。
しかし、これをもう一回考えてみよう。
二回調べの面倒くささを避けることを重視すれば、つまりペーパー辞書で調べるのは面倒くさいということです。
ということは一回調べるのも面倒くさいと言えるのではないか?
逆に電子辞書の方は簡単に調べられて、ちょっと気になる単語でもすぐ意味が出ます。
もちろんメモを書かなければ覚える確立は少し下がるけど、その代わりに目に入る新しい単語の数はかなり増えます。
そして電子辞書で単語を調べた後にメモを書けないわけではないでしょう。
確かにペーパー辞書を使うほど当たり前ではないが、電子辞書でも少し意識をすればメモを書くパターンは作れますよね。
これで電子辞書の調べやすさと自分でメモを書く覚えやすさで最高の組み合わせになる。
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☆15. ③辞書なら電子かペーパーか?
☆14. ②辞書なら電子かペーパーか?
☆13. ①辞書なら電子かペーパーか?
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