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英語に関するQ&A(60)英語の発音矯正

本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。


Q:英語の発音矯正


ネイティブの発音に近づきたいのですが、よい方法は何でしょうか?


Q:英語の発音を練習してるのですが絶望してます。


練習を始めたばかりですが、練習を続けていたら流暢に話せるようになるんですか?
舌の動きが激しすぎてついていけないです。
練習は練習でも間違えた練習をしていたら一向に上達できませんか?


A:ネイティブスピーカーの発音に近づきたいという気持ちはすごくわかります。

きれいな発音でコミュニケーションができると、よりネイティブに伝わりやすい英語をはなしてることになるし、なによりとてもカッコよく見えます。

逆に外国人の人が話す日本語の発音がとてもきれいだったらすごいなって思いますよね。
それと同じです。
本当にネイティブ並みになるには地道なトレーニングが必要だと思いますが、まずはファーストステップとして、以下に簡単なアドバイスをお伝えしておきます。


①英語の音のルールを知る。


これはリスニングに関する質問の時にも何度か伝えていますが、音がつながったり、音がなくなってしまったり、音が変わってしまったりという、英語の音のルールです。
そういった英語の音の決まりを知っておくだけでもネイティブの発音にちょっと近づくことができると思います。


②カタカナ英語(外来語)に注意する。


日本語でカタカナになっている言葉は、もう一度ネイティブの発音を再確認するようにしましょう。
ものすごく沢山あると思いますが、例えば、”デザート”、”バラエティー”、”ワールドカップ”、”マクドナルド”などです。発音もそうだし、アクセントの位置も再確認してみましょう。

どうしてもカタカナ発音になりがちなので、私の経験ですが、ニューヨーク出身の外国人講師に、あるスーパーの広告を音読して、発音のチェックをしてもらった事があったのですが、”coupon=クーポン”の発音が違うと指摘されました。


③”立体的”に口を動かすようにする。


日本語は主に口先だけ(唇付近だけ)で発音したとしても、相手に伝わるような音で構成されています。

言い換えると、日本語は”平面的”な動きだけでも発音ができる言語です。

それに対して、英語は口先だけではなく、口の中の空間を使って音を区別する音が沢山あります。
そうしないと相手に伝わりにくい音になってしまいます。
口の中の空間を使うには、日本語よりもあごをより大きく動かしたり、舌に位置をのどの方に”ひっこめ”たりする必要があります。

つまり、唇から喉の奥行きも使い”立体的”に発音することで、ネイティブの発音に近づくことができるのです。

英語は、日本語よりも沢山の口の筋肉を動かします。
スポーツと共通点があり、ネイティブが使う口の筋肉をトレーニングすることでネイティブの発音に近づくことができます。

ネイティブの発音に近づくには別のアプローチもありますが、上記の3点を注意し、トライてみて下さい。する前とした後で録音して聴いてみたら違いが出てくるはずです。


                                      アドバイスVol.208.の中で英語の発音について触れています。参考になる部分もあると思うので、そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。


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