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ヴァイオリン練習ver.1.4 〜1からやり直し復習の効用⑶

前回のマガジン投稿から、また2ヶ月半経ってしまいました。

前回に、ヴァイオリンの姿勢を驚くほど楽に改善するきっかけになる大発見になりそう、と続編を予告しました。

結局、長年温めていたギターのメソッド作りを揺禅の生徒であるプロギタリストのY君の依頼をきっかけに再開したこともあり、

またまた、ヴァイオリンはケースに入ったまま2ヶ月半が経過してしまいました。

前回のマガジン記事で書いたように、コンサートマスターも務めるプロヴァイオリニストのAさんに揺禅太極拳と気功武術を指導することになりました。

ギターをベースに色々な楽器を少しずつ齧った私の経験や、

自らギターを弾き膨大な作品を残した、世紀のヴァイオリニスト、パガニーニの例を引き合いにギターの練習を勧めたところ、

正式にギターを私から習うことになりました。

実は私は、30代半ば近くまでギタリストとして活動していたのですが、20代後半で腱鞘炎で演奏活動からはリタイアしています。

またその後、太極拳と気功武術を極めるためにギターも楽譜もレコードも全て処分して、15年以上も完全に音楽から離れた生活をしていました。

15年前に縁があって今のギター(ヘルマン・ハウザー2世1959年作)を購入したものの、ギタリストの友人に預けたままのことが多く、10年前ぐらいから再開したピアノを除いて、まともに楽器を練習することはありませんでした。

ギターのことは、また別のマガジン記事にしようと思っていますが、

5年前に若手プロギタリストのY君が揺禅太極拳の生徒になったのをきっかけに、彼が休んでいる期間にギターの練習を再開しました。

すぐサボる癖があるので、継続の動機付けだけのために、3年ほど国際コンクールやプロコンクールを12回ほど受けましたが、

1次の音源審査は全て合格したのですが、本選には一度も残れず、一昨年秋のスペインギター音楽コンクールで45歳以上の人のための特別賞を頂いたのみの結果でした。

元々平均3時間ほどの睡眠時間を削っての練習による疲労の蓄積に加えて爪のトラブルも重なり、一旦ギター演奏から遠ざかったところ、例の感染症パンデミックで流れが変わりました。

有り余る時間にギターとピアノを弾きまくった結果正負両方の極端な結果が出たのです。

詳しくは別記事にしますが、右手が使えなくなった反面、ギターの左手が自分なりに完成の域に近づきました。

20代半ばで東京国際コンクールの3次予選に出場し、審査員で特別賞のプレゼンターであった国際的に著名なギタリストの鈴木一郎先生に、「あなたは3年以内に国際コンクールで優勝できます。断トツで。」と言って頂いた時よりも、(その直後に腱鞘炎を発症してしまいます。)

左手のテクニックは明らかに上になりました。しかも半年間ギターに触らなくても、全く技術が落ちないという確認もできました。

そんな中ヴァイオリニストのAさんに、ギターのレッスンを始めたところ、ヴァイオリニストにとってギターは意外と簡単ではないと気づきました。

ヴァイオリンに比べて太い弦とネック、保持姿勢の違いがネックとなっているようです。

そして、何と、ヴァイオリンの左手奏法の問題点が私のギター奏法のテクニックで改善できることが明らかになりました。

また、一度のレッスンだけで、ヴァイオリン右手のピッチカートが上達したそうです。

ギターのレッスンの後にヴァイオリンの奏法も診てほしいと頼まれて、私のギター奏法から彼女の、左手の改善点とボウイングについも具体的にアドバイスさせて頂きました。

具体的にはこれから記事にして行きたいと思います。

前置きが長くなりましたが、実はこれからがタイトルの内容です。

Aさんへのレッスンが始まってから、当マガジン記事でも触れた、剣術大好きな揺禅道指導員のコウタ君がヴァイオリンをAさんから習うことになりました。

集中力の凄まじい彼が、ヴァイオリンを始めた途端、太極剣にも効果が出てきたと言うので、

勧めた私も、ヴァイオリンはともかく太極剣で抜かれるわけにはいかないので、おっとり刀でヴァイオリンを手にしたのが前回から2ヶ月半ぶりの今日です。

最初こそ少し違和感がありましたが、すぐに今までに無いほどリラックスして楽器が保持でき、

左手の押さも、僅かばかりにらかけられるようになってきたヴィブラートも前回よ数段リラックスしてできました。

もちろん、音程を含め実用レベルには全然達していませんが。

明らかにヴァージョンが上がったようなのでver.1.4と呼ぶことにした。

誤解されるとると困るのですが、放置したら技術が上がる訳ではありません。

今回は最近のギターへの取り組みの再開と、

3月19日に突然編み出した、気功武術の八卦掌と揺禅を組み合わせた揺禅八卦掌の練習が効いているようです。

ヴァイオリンの演奏姿勢への影響については、また続編までお待ちください。







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