心地よい鈴の音。
クラフト雑貨の作家さんで、バリバリに副交感神経が優位にはたらいているなって方がいらっしゃいます。
お会いする度に素敵だなと、その穏やかさとゆるやかさを真似したいなと思うのですが。
「バリバリに~…。」なんて言っている時点で私とは違う所とにいらっしゃるのだなと分かります。
彼女の作品はご自身を現すように、優しさが滲み出ていて日常に静かにそっと寄り添ってくれる様なものばかり。
お話をしていても、ゆっくりと穏やかで、
纏う空気は優しくたおやか。
同じ空間に居るとわさわさと仕事をしている自分を反省してしまいます。
それでも長いお付き合いが出来ているのは、感覚的に似ている所があるのでしょうか。
優しく空気を揺らすソプラノボイスで、
「冬はゆっくり過ごしましょう。」
「春が近付いてきましたね。」
と、発する言葉は感覚に忠実で。
会話がとても心地よいです。
今、新しい季節に向けて新作のブローチを作ってくれているそうですか、優しい心で丁寧に作成されていらっしゃるだろうなと想像が出来ます。
お菓子屋の私は商品を沢山並べて、お客様に選ぶ楽しみを味わっていただきたいと思っているのですが。
その気持ちが時に焦りに変わってしまいます。
でも焦りそうになったら、作家さんの空気感を思い出し、少しでも近付けるように、
心よ静まれと深く深呼吸をしてみるのです。
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