空のシャンプーとズボラな私のランデブー

ついに私のシャンプーがなくなった。
数日前から、そろそろなくなるだろうなと思っていた。
そして、ついになくなってしまった。

悲しいかな。
何度ポンプしてもシュコシュコなるだけ。

いつものように

にゅるりん♪

と出てこない。

ずふぉっ！ぼぼぼぶっ！

てな具合で虫の息だった。

・・・

ついになくなったか。
とうとうなくなったか。
お疲れマイシャンプー

まぁ、知ってたからね。
なんとなく知ってたからね。

そろそろなくなるだろうって。
知ってたから、そこまでショックはないよ。

そろそろ買い替えのやつ買わないとな。。。

って思ってたよ。

けどね。

わかってるはずなのに。

買い忘れるの。

あ！

今日こそは、薬局に行こう！

シャンプー買おう！
ウキウキしながら詰め替えよう！

ボトルを思いのままにポンプしよう！
そして出そう！

にゅるりん♪

って出そう！

・・・

そう思っていたんだよ。

昨日、シュコシュコした時は。
シュコシュコズボボボってした時は。

そう思っていたはずなのに。

薬局行こう！って。

そう思ったはずなのに。

気づく。

ボトルをシュコシュコしても

ズボボも言ってくれなくなったシャンプーで気づく。

あ！

薬局、行くの忘れた。。。
シャンプー買うの忘れた。。。

って。。。

それが私。
ズボラな私。

いつかなくなるとわかってても
その日が来るまで動かない。

いつかいなくなるその日まで
なんだかんだで知らんぷり。

それが私。
ズボラな私。

ま、なくなったらなくなったで。

とりあえず、嫁シャンプーを使う。

私のやつよりずっといいシャンプー。

それが嫁のシャンプー。

値段もするシャンプー。

それが嫁のシャンプー。

ある意味ボーナスタイムだ。

薬局シャンプーの私。

それとは一線を隠したシャンプーこそ嫁シャン。

何かおしゃれな文字が書いてあるシャンプー。

おしゃれな香りのするシャンプー。

おしゃれなボトルのシャンプー。

それが嫁のシャンプー。

いつも使えないシャンプーで髪を洗う。

罪悪感？

そんなものはとうに忘れた。

なくなったらなくなったで

ドンマイドンマイ言いながら使う。

それが、嫁のシャンプー。

全国の嫁シャン泥棒の皆さん。

ご安心ください。

心もとないかもしれませんが。

私、あなたの味方です。

そして、全国の嫁シャン泥棒被害者の皆さん。

一言だけ言わせてください。

ごめんねごめんねー。

でもね、嫁シャン泥棒3日目にして気づいた。
ついに気づいちゃった。

私が使っているコチラの嫁シャン。

泡立たねえ。

全然泡立たねぇ。

全くもって泡立たねぇ。

・・・おしゃれな嫁シャンプーは違うねぇ〜♪

なんて思ってたけどさ。

ついに3日目にして気づいたよ。

気づいたっていうか気づいたよ。

これリンスだな。

もう確定だよ。

これリンスだよ。

ぜってーリンスだよ。

くそう。

汚れそのままの汚ねえ髪の毛で

知らん間にキューティクルになってしもてた。

よし。そろそろ。
自分のシャンプー買いに行くかー。

とか言っといて。

どうせ忘れるからね。

本気の今回は、書いとくよ。
手のひらにシャンプーって書いとくよ。