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"センス/学歴/才能"に縛られる必要はない。ー脳の可塑性と学び続ける意味ー

▽"センス/学歴/才能"に縛られる必要はない

冒頭でいきなり、虎の威を借りる。


これはどういうことか。

現時点で、「センスがない」、「学歴がない」、「才能がない」と
感じているしても、
能力の源泉である脳に可塑性、つまり「神経系は外界の刺激などによって常に機能的、構造的な変化を起こしている限り、それは、あくまで”現時点”ということ」である。

上記を実証したもっと有名な実験では、ロンドンタクシードライバーの例がある。

ロンドンでブラックキャブの免許を取るには、
迷路のように複雑な地図を暗記し、数百の主要なルート、無数の近道を覚える必要がある。
この免許を持ったドライバーの脳には、一般の人と比べて、海馬の灰白質という記憶と空間認識に関する部位が普通の人よりも厚い事が指摘されている。
上記と同じ事が脳の他の部位にも言える。何かを実践すればするほど、脳は変化する。これは「使用依存性皮質再構築」という。


上記を踏まえると、
現在地点というスナップショット的な経過で、他人を含め自分自身の評価を決めつけるのは、適切なのだろうか。

▽脳の可塑性と学び続ける意味


脳の可塑性という特徴を考えると、学校教育よりも学校を卒業した後、
継続して学び続けられるのかということの方が重要なのかもしれないと感じてしまう。

学校教育の中で、先生のような他者からなにか目標を与えられ行動するというスタンスではなく、自分で興味のある分野の中で、目標設定して、フットワーク軽く、学び続けるのがよいのかもしれない。

また、自分以外の他人に対しても、現時点だけで「評価しないこと、決めつけない事」が、大事なのかもしれない。

「科学的な根拠から脳の可塑性を考えると、自分/周りの人の可能性を信じた方が良い」という雑感でした。

▽参考書籍


※多分、上記の考えに至っているであろう書籍群。
 ご興味があれば、是非。どれも面白かったです。

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