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【雑感】支援の難しさ

HRBP的な業務をしていて感じる難しさを言語化してみる。

支援という意味では法人営業やコンサルにも通ずるのかもしれないと思っている。

※相手との信頼関係があれば、支援の難易度は劇的に変わるとかんがえられるが現場部門に対する間接支援の難しさを感じたのでメモ程度にまとめる。
ここでいう信頼関係とは、意見を尊重し受け入れてもらえるという前提で対話できるような状態。


①同じ現状を見るのが難しい。

現場部門と間接部門では日常的な業務経験から見ているモニタリングデータまで見ているものが異なる。
そのため、相手の言っていることの背景情報(経験や構成する価値観、全体の事業戦略など)が把握しづらい。
そのため、何を大事にしたいのか、何を大事にしたいと思っているから〇〇という主張をするのかというのが掴みづらい。

②現場組織と支援組織の間にある現場の方が現場をわかっているという心理

同じ定量のデータを並べつつ、議論を開始したとしても、やはり現場の状態は自分たちの方がわかっているという心理が働く場合がある。
その場合、話は聞いているが、心では聞いていないという状態に陥る。
一定の整合性のある主張をしても、相手が腑に落ちることは少ない。

③ゴールの時間軸が揃わない

組織においてどの立場にいるかによって見ている時間軸が違う。

「短期(数ヶ月後もしくは数週間)の結果が少しでも良くなればいい」

考えてみる場合もあれば、
「今後(年単位)、この事業が本質的な価値を上げるためには」というで会話するとやはり噛み合わない。

前者は明日にでも使える具体的なコンテンツが欲しく、後者は概念的なコンテンツが中心になる。

では、上記のような難しさがある中で、支援部門はどのように向き合えばいいのか?

まずは御用聞き。相手の要望にまずは答えながら、現場部門の役に立つ、頼ってもいいかも、使えるなという関係性をきづく。

その上で、もしかしたらこんな事実やこんな原因があるのかもしれないというスタンスで課題設定や課題解決に取り組むのが現実的かもしれない。

第三者がいきなりきて、相手を分かったような綺麗な提案をするというような「絵に描いたようなコンサル」のような形では人は納得しないし、動かないのかもしれない。



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