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【オススメ書籍】人事変革ストーリー

製薬会社(ファイザーやロート製薬)やメーカー(味の素)にて、グローバル人事領域にて活躍された方の書籍。

人事としてどのようなことを考えながら、キャリア歩まれてきたかを含め、
書かれている書籍。

変革や人事のキャリアについて関心がある方にはおすすめの書籍。

◼️この本を読むと良い人

 ・他企業の人事制度の設計、運用に興味がある方
 ・人事のキャリアに興味がある方

◼️この本で学べること

 ・経営層と人事の協働や壁に関する生々しい話。
 ・動的な人材ポートフォリオを設計していったステップや何を大事にしたのかの話


◼️メモ

①資産と資本の捉え方の違い。
捉え方の違いで、用いている言葉が違うのではという考え。
動的に事業の方向性を捉えて、人材ポートフォリオを整え続けられる体制が理想的。
・資産的な捉え方:今の企業にタレントが揃っているという捉え方、静的
・資本的な捉え方:将来の事業変化と現状の人材ポートフォリオを捉えて、動的に人材を調達、育成、登用できること。

②エンゲージメントの捉え方
 エンゲージメントには3つのステップがある。
 エンゲージメント:自社に愛着を持ち、自発的に仕事に取り組む意欲を持っている状態。
 ・理解度 :自社が進んでいく方向性を理解しているか。
 ・共感度 :それに対し、どのくらい共感をしているか。
 ・行動意欲:自分自身はどのくらい行動をしようとしているか。
 エンゲージメントサーベイにおいては、経営層が合宿にて、根本原因について深く議論し、
 組織単位別にアクションを検討していく。

③適所適材の取り組み
 人ではなく、ジョブに人を割り当てていく。
 そのために各ポストの職務要件、人材要件を明確化。その等級や必要ポスト数も社内にオープンにする。
 管理職と専門職の行き来もできるようにしていたとのこと。
 
 企業の取り組みとして、以下は度合いに差がありそう。
 ジョブに対し、
 ・人を割り当てるということを進めているか
 ・そのジョブを公開している度合いはどのくらいか
 ・その流動性の高さはどのくらいか


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