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【読書ノート】ある分野で一流になる人の科学的な分析 ー究極の鍛錬ー

とあるコンサルの方が進めていた書籍。


一流と言われる人達がどのような特徴があるのか。
科学的にかつ、多くの具体的な事例を用いながら説明している。

1万時間の法則を盲信している人、懐疑的な人、そもそもそれって何?という人も楽しめる。

結論をいうと、1分野で一流になるには、時間の量と質の両方が必要という形であった。

同じぐらいの時間をかけていて練習していても圧倒的に差が出ているのはなぜか?どんな違いがあるのかは本書を読めばわかる。


■この本を読むと良い人


 ・これから1分野を極めていこうとしている人
 ・1分野を極めたいがイマイチ上手くいっていない人
 ・子供を何かの一流に育てたい人
 ・時間を投下しているのに期待しているより伸びない人
 などなど

■この本で学べること


 ・がむしゃらに量をこなすだけではダメだということ
 ・生まれながらの才能でなく、後天的理由で一流が生まれること
 ・一流を目指すには相当な覚悟が必要だということ
 ・誰にもでチャンスがあるということ

■印象的だったポイント

①鍛錬の質を決める特徴は何か

タイガーウッズなどのその分野で一流とされる人達が行っていた鍛錬には以下のような特徴がある。
前提として、以下が有効になるには10年程度の集中的に鍛錬を行う期間が必要とされている。

 ①指導者にいる体系だった訓練メニューがあること
 ②訓練直後の良質なFBがあること
 ③課題克服フォーカスした反復練習
 ④能力向上のために徐々に高くなる負荷設定


②一定期間の集中的な鍛錬に耐える要素は何か

上記の鍛錬の要素はわかってもそれを一定期間維持し続けるのは非常に難しい。それを実現している人たちは、自己有能感(自分ならできるはずだという感覚)と呼ぶ強烈な信念を持てているケースが多いという。

本書は、上記がどのように醸成されるかということには言及していないが、
思い当たるのは、これまでの人生で自分で決めたことに結果をだしてきたか?期待をかけ続ける周りの関わりがあったか?などが要員しているのではないかと思う。

③一流の人は、鍛錬中に何を考えているか?

肉体的活動、精神的活動の鍛錬でも同じだが、一流の人はメタ認知が強い。
室伏やイチローを見ているとよくわかる。

一般の人は、走る鍛錬をしているときにはつらさや走ること以外のことを考えている。一流の人は、自分の呼吸を数えることや数値上のペース維持をするために自分の走りを客観的に分析している。

精神的な活動でいうと、アウトプットをしたもしくはしながら、自分の考え方のプロセスを分析しているようなイメージかもしれない。

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