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【オススメ書籍】まず、ルールを破れ 新版 すぐれたマネジャーはここが違う

ストレングスファインダーで有名なギャラップ社の書籍。
※ストレングスファインダーの利用権付

優れたマネージャが何を大事にしているかについて、まとめられている書籍。

マネージャやリーダーは、どのようにして従業員の才能を活かし、卓越した成果を挙げているかをリサーチしている。

自分の仕事、環境に深く関与し、熱意を持っている状態をエンゲージしているとした時に、
エンゲージしているのは平均しても2割も満たないという。

そんな中で、エンゲージする割合が高い職場のマネージャは何をしているのか、本書で語られている。

◼️この本を読むと良い人

 ・リーダーやマネージャという役割の方
 ・優れたマネジメントの基準を知りたい人

◼️この本で学べること

・エンゲージメントに対する関心の高いマネージャがどのようにマネジメントを捉えているか

◼️メモ

①強い職場(活躍する社員がエンゲージしている職場)とそうでない職場との差異は何か?

  以下の問いにポジティブに回答しているかで差分があるという。
  ※おそらく、その職場で活躍している人がエンゲージメントされているかの差分というのがミソ。

  ・仕事の中で、何を期待されているかわかる
  ・仕事を進める上で、必要なリソース、設備を持っている
  ・もっとも得意なことをする機会が毎日ある(強みがいかされている)
  ・1週間で、良い仕事をしている、褒められる、認められる機会がある
  ・上司あるいは職場の誰かが、一人の人間として気遣っていると感じる
  ・自分の成長を後押してくれる人がいる

 まずは、職場が上記の観点でどうかをチェックする指針にはなりそう。

 ②才能、スキル、知識の違いとは何か?
 スキル、知識は、一定トレーニングを行うことで装着可能なもの。
  ・スキルは、仕事をこなすための技能であり、教えることが可能。
  ・知識は、何かを知っているかということ。
  ・知識(実践知)は、教えるのは難しいが、経験することでわかるようになること。概念化できるようになること。
 才能(資質)は、装着不可能なもの。無意識的に繰り返される思考、感情、行動のパターンのこと。

4つのカテゴリー、34種類に分類できるという。
  ・実行力  :アイデアを捉え、実現する力
  ・影響力  :主導権を握り、意見表明し、耳を傾け、影響を与える力
  ・人間関係力:強固な人間関係を作り、チームをまとめる力
  ・思考力  :情報収集、分析、適切な判断を下し、他者を支援する力

 マネジメントができるのは、メンバーの才能(資質)を見出し、才能と役割を一致させること。
部下の強み、才能にフォーカスし、活かせる場所を探す。役割について、成果を定義し、提示する。その登り方は、一人一人の才能(資質)にまかせ、サポートする。同じプロセスを歩ませる必要はない。

共通でメンバー支援しようとすると、共通のやり方で思考しがちである。
メンバーの個別性を捉えつつ、どこまで共通化するかは配慮が必要。
人事上、期待される役割水準と、組織として期待したいテーマ、本人の強みをいかに重ねていけるか、ここら辺に妙があると思うが、どのくらい現実で実践できるか。

③プレーヤーからマネジメントへ昇進しても活躍するとは限らない。

 プレーヤとして活躍していた資質が、プレーヤならではのものである場合、マネジメントでパフォームしない。その場合、キャリアパスが1つで、上に上がるしかないという構造が問題。

 プレーヤが資質が生かされて、転職なのであればプレーヤーのまま報酬が上げられるようにしていくのが良い。


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