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珈琲と(沈黙)|シロクマ文芸部


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が
あなたと私の距離なのだとしたら
カップを手に取り、ひと口啜るたびに
少しずつでもあなたに近づきたいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が
あなたと私に流れる時間なのだとしたら
飲み干すまでの時間はできるだけ長く
温かいままであってほしいと思う。


珈琲と、珈琲と、珈琲と、
紅茶との間にある沈黙が
ぶつけ合う塩ではなく
甘い砂糖であってほしいと願う。


珈琲と、珈琲と、ミルクとの間にある沈黙が
お日様と優しい風が似合う
テーブルクロスの上の
ドーナッツのようであってほしいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が
未来と過去を行き来する
想いを込めたタイムカプセル
であってほしいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が
たとえ地球の裏側への入り口でも
迷うことなく、その扉を開けたいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が
アイデアを生み出す
尊い日常であってほしいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が、
天井を見上げて結んだ線の
結び目であってほしいと思う。


珈琲と、珈琲との間にある沈黙が、、

(ずっとつづく)


いつまでも書けそうだったので強制終了…
でも、珈琲タイムは続いていく…☕️


🔸#シロクマ文芸部 に参加させていただきました。「珈琲と」楽しかったです。「と」が世界を広げますね。
ありがとうございました✨

ここのところ激務に追われて、あまり読めていなかったので、これから珈琲を片手にいろいろ読みたいと思います☕️♪

♩珈琲の数で愛を数えよう。みたいなイメージがありました🎵

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