ちっとも家事をしたくない日を叱って
1ミリも家事をしたくない日がある。もうご飯を作らないとなのに何にもメニューが浮かばないし、まず立つことすらしたくない。それなのに今こんな風に文章を書いている。
何ができて何ができないのか。文章は書けるけど、これは家事に対する逃げだろう。文章を書いても料理はできないし、お腹もふくれないのにね。とりあえずキーボードをたたくために手が動いてるから、何かはできるんだと言い訳したいのだろう。
どこまでもずるく思う。
逃げまくって逃げまくってるけど、これがけっこうつらい。嫌で嫌で仕方なくて逃げてるのに、ちっとも逃げられないから。私の体や心からは1ミリも逃げられない。どんな遠くの外国に自分探しに行っても、思い切って宇宙船で火星に行っても、自分からは逃げられないんだ。
だから面と向かって決着つけた方が早い。逃げ回るよりずっと楽になるだろうし。そんなことはわかってるのに、そうすりゃいいじゃんってわかってるのにね。
子どもがお腹を空かせてる。大事な大好きな私の子どもがきっとお腹を空かせてる。私はお母さんでもあるから、そんな風に思って苦しくなる。早く料理しなきゃね。今すぐにはじめなきゃね。
それなのにキーボードをたたいているのです。
どうですか?バカでしょ?
一刻も早くパソコン閉じて料理作れよってことじゃないですか。でもそれができない。
ひどいでしょ?ほんとに情けない。
叱ってください。最悪だなって。
面倒だったら不機嫌になって無視してくれるだけでもいい。
情緒不安定で鬱っぽいからって、私の何もかもを許さないでもらっていいです。
色んな事を許されても許されても、私には許されないことが必要になります。許されつくしてしまったら、それでも許されないことを必死で探してしまうでしょう。雑然とした路地裏のような場所がないと、もう無理だってなる。全てがきれいに整備されたら狂いそうになるのです。すごくわがままで申し訳ないけど。
ただ、ずるさや路地裏に必要以上に固執する時があります。今みたいに。そんな時はちゃんとしろって叱ってください。
がんばれって言っちゃいけないとか、ちゃんとしろって言っちゃいけないとか、そんな口先のことは嘘だから、がんばれって、ちゃんとしろって言ってください。私の大事な人。本当にごめんね。
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