コンサル出身者へ提供できるバリューについて

いろんな意見があると思うので、これは一意見として、読んでもらえたら嬉しいです!
コンサル出身者の人に対してだけではなく、エージェントの仕事をして、思うこととその上で僕のバリューについて書きます。
(たまたま直近コンサル出身者に会うことが多かったので書いただけです)

市場価値について、自己認識を持つこと

コンサル出身者が事業会社にいきたいケースは正直増えて、日々相談を受けます。
その中で、いつも壁になるが条件面です。
コンサルでもらっていた条件をそのままほしい方が多くて、そう思うのは普通のことですよね。
ただ、今の条件は、あくまで現職でバリューを出せているからの対価であることを理解してほしいと思うことがあります。

よくあるケースは、
転職活動者「1,000万円もらっている人が、800万円まで下げるから事業開発のポジションでやりたい!」
よーよー「素晴らしい考えですが、事業開発の経験はありますか?」
転職活動者「事業開発の企画立案から実行支援までしていました、なので自分で事業を作れると思います」
よーよー「・・・(もしかしたら作れるけど企業側も作れるって思ってくれるのかな?)」

もちろん、ファームでの実績でよほど優秀であれば、この条件で事業会社へ転職できることもあります。
資金力がある企業が中心であって、コンサルでの関わり方と実際に事業を当事者として作るのは大きな違いがあり、ベンチャー企業にこれを求めるのは、ちょっとって思うことがあります。。

条件を大事にするのであれば、ファームからファームに転職するのが一番いいと思っています。
事業会社にいくのであれば、今までの経験がその企業のどこに活かせるかをちゃんと理解して、企業がその条件を出してもいいと思ってもらえる努力をしている方は、確かに出たりすることもありますが、前のめりに動かないと基本的に厳しいなって思うことが多いです。

実際にベンチャーにオファーをもらっているケース

外資系コンサルファームで2000万円以上もらっている人がベンチャーに行くために、1000-1200万円で検討していれる方はいます。
こういう人たちは、事業戦略から、業務設計まで幅広くできるので、可能性は大いにあると思うのと、企業側も高いバリューを発揮できる可能性があるので、企業側も採用しようと思う意欲があります。
コンサルファームのように、投資できる余裕があるところは、多くはないです。

僕がコンサルファーム出身の方に提供できるバリュー

正直、事業会社にいく上で、より高い水準で条件を出すのは、エージェントだけの力ではできません。2つ僕が考えるポイントを紹介しますと、

  1. 発揮できる価値を理解するためにヒアリングに協力すること

  2. 事業会社で発揮できるバリューを整理し、資料などを準備すること

① これまでのご経験のヒアリングをしっかりさせてほしいです。割とコンサルファーム出身の方だと、簡略的な経歴しか話してもらえないため、この人がどんなプロジェクトでどんな関わり方をしてきたかを話してくれないケースがあります。
ファームtoファームであれば、プロジェクトの業界と領域で判断できますが、事業会社へいきたいのであれば、プロジェクトを細かく聞きたいのが本音です。
なぜなら、その経験を僕自身が1つ2つ抽象度をあげて、考えて事業会社でどんなバリューが出せるか転用したいからです。
これをすることで、企業への提案が、個人だけでなく、エージェントも味方につけて、どんな価値があるかプレゼンができます!
※ここで難しいのはヒアリングする力のない方が多いので、そこを見極めることも必要だと思います。

② 本当にその事業に関わりたいのであれば、どんなバリューを発揮できるかをご自身で準備(実績資料やプレゼン)していただくことが必要だと思っています。
過去にこのケースで、募集要件が実は1000万円の上限だった案件で、1300万円を出してでも取りたいとシリーズAの事業会社がオファーを出したケースがあります!
これは僕だけではできなかったことではあるので、転職活動する人と二人三脚のような形で進めるような感じになったと思います!

本記事のまとめ

コンサルファームに限らず、ご自身の価値(バリュー)の棚卸しをすることと、望んでいることを勝ち取るには、エージェントをうまく活用した方がうまくいくケースもあります!!
どこまでいっても、本人次第ではあるので、援護してくれるエージェントを選ぶことは大事です!
ただここで重要なのは、エージェント選びも大事だと思うので、そこについてはまた別の記事で書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?