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新しい働き方を支える挑戦。YOUTRUSTを安心のインフラにしたい

サイバーエージェントやファンベースカンパニーでマーケターとしてのキャリアを積み、2023年4月よりYOUTRUSTに入社した田口さん。CMOの大前さんと連携しつつ、YOUTRUSTのマーケティング強化に向けて日々取り組んでいます。そんな彼が入社するまでには、前々職の同僚である金子(現YOUTRUST進行役員CSO)とのちょっとしたドラマがあったとか。今回は田口さんに、入社までの経緯やYOUTRUSTに入って感じていることについて聞きました。

マーケティング&PR本部  / 田口彩人 
Webを中心としたプランニングからファンを起点としたファンベースの考え方を用いたプランニングなど、新卒から一貫してクライアント企業のコミュニケーション活動に携わる。2023年4月にYOUTRUST入社。マーケティング&PR本部にて、YOUTRUSTユーザーに対するtoCマーケティングおよびコミュニケーション・コミュニティの企画・実行に取り組む。


自分を成長させるための機会を求めたキャリア

――YOUTRUSTに入社するまで、どんなキャリアを歩まれてきましたか。

まず2008年にGMO NIKKOに新卒で入社し、ネット広告の営業やリスティング広告の運用担当をしていました。自分で考えて顧客に提案して、実行までできるところがすごく好きでしたね。今思うと学生の頃から自分で考えて動くことが好きだったような気がします。大学の時にスポーツベンチャーに所属していて、そこでもOver30向けのフットサルスクールコーチとして練習メニューだけでなく、集客について自ら考えて実行していたことがありました。それがすごく楽しくて、きちんと自分の頭で考えて仕事と向き合おうとしていたと思います。GMO NIKKOでの仕事に不満はなかったのですが、もっと大きくてすごい人がいる組織で挑戦したい気持ちを抑えきれず、サイバーエージェントに転職しました。

転職後も同様に広告営業をしていたのですが、次第に広告だけでなくコミュニケーション全般で課題解決したいという想いが湧いてきました。ちょうどその頃から「さとなおオープンラボ」というコミュニケーションプランニングを学ぶ場所にも参加しはじめたんです。そこで学んだものを意識して仕事にも取り入れていました。

サイバーエージェントでは大手企業の担当もさせてもらい、その企業のオフィスに半常駐して総合広告代理店の方と一緒に仕事をすることもありました。その頃からネット広告でも動画が伸びてきたんです。それに伴って、これまでのテレビCM予算をWebにシフトしてもらうことを狙いとした部門もでき、現在はYOUTRUSTのCSOである金子と一緒に働くこととなりました。

立ち上がった当初は、金子と私のほかにあと数名の小さい部署でした。それがどんどん増えていって管轄で50人ぐらいになり、営業とプランニングを合わせた横断的な部門になったんです。その部門の営業側には、弊社CMOの大前やマーケティングPR本部で一緒に仕事をしている高橋もいました。

――非常に充実した環境だと感じますが、そんななかで転職を決められたのはなぜだったのでしょうか。

大手広告主や総合広告代理店の方と仕事をして、プランニングだけでは越えられない壁が高すぎると感じたことが大きいです。クライアントの事情にもすごく詳しくて、情報収集力もすごいなと。10年20年と時を経たら、総合広告代理店の方と同じような立ち位置に立てるのかもしれない。ただ、それを追い求めるのはさすがに長いし待っていられないなと思いました。そんな感じで自分のキャリアについて考えていたら、さとなおオープンラボ内に「ファンベースカンパニーという会社で一緒に働いてみたい人はいませんか」と投稿されたんです。そこで手を挙げて採用が決まり、2019年9月、二度目の転職をしたという経緯になります。

――ファンベースカンパニーに転職されてみていかがでしたか。

ほぼ会社の立ち上げから参画し、錚々たる企業から実績ある人々が集まっていたのもあって、刺激的で楽しかったですよ。私自身、事業会社に対する憧れのようなものもあったので、そこで活躍してきた人たちと仕事ができることが大きかったので。

ただ、40歳の足音が聞こえてくるタイミングになって、ふと「マーケティング支援でこのまま続けていくのか。事業会社でのマーケティングに挑戦するなら今がギリギリじゃないか」と漠然と感じたんです。

そんな時に、たまたま金子からメッセージが来たんです。「田口さん今どこにいるんですか?」という、たわいもないものですが。私は長野に住んでいるのですが、たまたまその日はオフィスに出社していて会うことになりました。その時に率直に「YOUTRUST、どうですか」と言われて。

私自身も次の機会を探しはじめてもいいかなと思っていたので、「まずどんな会社かちゃんと教えて」と頼んだところから、YOUTRUSTとの関わりが始まりました。

副業で実感したYOUTRUST内での自分の居場所

――タイミングがよかったんですね。巡り合わせを感じます。

彼はいろんな人に声かけしているから、たまたまだったんだと思いますけどね(笑)。

カジュアル面談を経て、たしかに一緒に働けたら楽しいだろうなとは感じました。それに私のことをよく知る金子が誘ってくれているなら、きっといい会社だろうと思っていたので。

ただ気がかりだったのは、「果たして(YOUTRUSTに)自分が入る意味があるのだろうか」ということ。自分が入社することで、何かプラスになるのであればお互いにとって良い選択になると思う一方、特に変わらないのであれば、もっと言えば私にしかできないことがそこにないのであれば、入らない方がいいと考えていました。

金子とは率直に言いあえる関係を築いてきたのに、なぁなぁで入社してお互いに「違った」となったり、申し訳ない気持ちを抱えてしまったりしてしまうのは勿体無いじゃないですか。だから「俺が入ってやることある?」と率直に聞いてみたんです。すると「ある。ファンベース的なこと、コミュニティ的なことをもっとやるべきじゃないかと考えている」と言う話をもらったので、それならば自分にできることがありそうだなと感じて、まずは副業で参画しました。

ただ、いざ入ってみるとYOUTRUSTのマーケティングといっても、決まった広告やプロモーションを実施するものはなく、コネクションを活かして企画を考えたり、ゼロから立ち上げる総合格闘技の面が多くて。副業の身だと「YOUTRUSTの田口です」って言うことに気が引けた面もあり、いっそ社員になって体重をしっかり乗せて仕事した方が気持ちがいいと考えるようになりました。また、実際に仕事で関わらせてもらったことで、自分にできることがあることを実感できたのも入社の決め手でした。

人の想いによって、会社が愛されるか愛されないか変わる

――副業を含めると参画から約半年が経ちました。YOUTRUSTに入社してみて、率直にいかがですか。

今は楽しさを実感しつつ、もっとやらなきゃいけないと思っているのが率直なところです。

これまでマーケティング支援会社で行ってきた「こういう企画どうですか?」と提案して可否を待つ仕事の仕方とは違って、自分で企画して実際に形にしていけることにはすごくやりがいを感じています。また、いろんな企業に企画を携えて「ご一緒しませんか?」と持ちかけるたびに、YOUTRUSTのサービス概要やビジョンを伝えると共感してくれることも多くて。自分の持ち込み企画なのでプレッシャーも感じつつ、同時にYOUTRUSTがこれまでつくりあげてきた世界感や実績が素晴らしいので、やりやすさも感じながら取り組んでいます。

(入社後に立ち上げた企画例)

新たな研修企画「-現場で学べる旅-週末ワークショップ」を開始

IVS2023 KYOTOで期間限定のカフェ「YOUTRUST Community CAFE SUPPORTED BY PostCoffee」をオープン

――やりやすさとは。

私自身もキャリアについていろいろ模索して生きてきた分、今の、令和の時代においてキャリアは自ら切り開かないといけない時代であること、そして今後さらにそうした傾向が強まっていくことを身をもって感じています。

そうしたキャリアを模索する人の役に立ちたいし、辞めたいファーストのジョブホッパーではなく、やりたいファーストで実績や実力を積み重ねていくキャリアビルダーのための場所をつくりたい。それに対して効果的なアプローチをできるのが、YOUTRUSTだと思っています。YOUTRUSTの目指す社会にも共感しているからこそ、YOUTRUSTというサービスを説明する際、何も違和感なく話すことができるんですよね。それがやりやすさでもあり、やりがいにも通じているのかなと感じています。

――自身の体験から実感をもって話せるんですね。田口さんがマーケティングをする上で大切にしていることを教えてください。

前職で学んだことなのですが、「日本人といってもみんながみんな一緒じゃない」ということは忘れないようにしています。

日本人はある程度、みんな同じような教育を受けてきて、たとえば「一本締め」と聞けば全員が同じことをできるように、ある程度共感できる部分が多いのは事実です。ただ一方で、自分が嫌がることを、目の前の人が同じように嫌だと感じるかはわかりません。それと同じように、いくら好感度の高いものであっても、みんなが同じものを好きになるわけでもない。好き嫌いを決めているのは、機能価値と呼ばれる味や見た目ではないんです。それよりも大事なのは人の想いなんです。この想いにはミッション・ビションやパーパスだけでなく、社風や社員の接し方も含まれます。こうした考え方はファンベースカンパニーでの非常に大きな学びで、今も大事にしていることです。

まったく何も決まっていないからこそ、なんでもできる

――今後、田口さん自身が自身の仕事を通じて実現したいことは何でしょうか。

「仕事=つらいもの」という価値観をアップデートしたいですね。というのも私自身の価値観として、仕事には前向きに取り組めた方がいいと思っています。成功しやすいという意味でも、人生の充実という意味でも。

だからこそ「仕事は楽しいもの」とまでいかなくとも、やりがいがあって有意義なものだと多くの人が思えるようになればいいなと。そういう人が多い日本という社会を今の子ども達に残したいですしね。YOUTRUSTを、そんな世の中になるために一役担えるサービスに成長させたいです。

今は世の中が全体的に停滞感が続いていると感じています。それを強引にポジティブにはしたいわけではなく、緩やかに小さな成功や失敗を個々人が積み重ねながら、ポジティブな空気を浸透させるような働きかけをしていきたいですね。

――そうした未来の実現に向けて、YOUTRUSTで実現したいことは。

前向きな人が参加したくなるような、学びや挑戦のための場をつくりたいです。

以前から実施している「すごい副業」や「熱募」も素晴らしい企画だと思っています。ただ、主役がYOUTRUSTではないんですよね。YOUTRUSTを主として「YOUTRUSTのイベントっていつも元気になるよね」「良い学びがあったよね」と思ってもらえる企画をつくりたいです。それを続けることで、「YOUTRUSTで繋がった人は、前向きで元気をくれる人が多いよね」と言われるような、“ポジティブな空気とともに新しい働き方を模索する時代を支える挑戦と安心のインフラ”にしていきたいですね。

――最後に、田口さんにとっての今のYOUTRUSTで働く面白さと、活躍できそうな人物像を聞かせてください。

今はちょうど、YOUTRUSTが一段階も二段階も成長と変化をしなければならない時期です。「スタートアップで採用するならYOUTRUST」からより良い方向へレベルアップさせて、次の段階へ進む必要があります。

YOUTRUSTのマーケティングという観点では、今までCMOの大前が素晴らしい実績や事例をいくつも立ち上げをしてきてくれています。これからはそれをさらに拡張させたり、まったく別の顔をつくる企画を作っていくべきフェーズです。それは裏を返せば、これまでの企画の延長線じゃないものや、話題性がある取り組みに挑戦できるタイミングでもあります。

ただ、具体的にやることが決まっているわけではありません。その不確定要素だらけの状況を楽しんで、自分でも学びつつ試行錯誤ができる方だと活躍できると思います。その上で、チームYOUTRUSTの面積を広げてくれる人だとさらに活躍可能性は高まるかと。

たとえば大前と私は同じ会社にいたこともありますが、実はこれまでのキャリアは結構違っているんですよね。だからこそ互いに違う角度から企画を出すことができます。重なる部分が少なくても、チーム全体の面積を広げてくれる人に入っていただきたいですし、その方を含めたみんなで、さらにYOUTRUSTを次の成長フェーズに加速させられたらうれしいですね。


執筆:えなり かんな
編集:たかしお



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