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心理の大学院生はLGBTQ+のこと学んでるの?

今心理学の大学院生をしていて、将来はLGBTQIA+のコミュニティを支えられるような仕事をしていきたいなって思っています。


そこで今回は、「実際心理学を学ぶ大学院生は、LGBTQIA+のどんなこと学んでるのか」を僕の主観で書いていこうと思います!


大きくまとめると


「心理学とLGBTQIA+はあんまり交わらない」

「心理学は男女を二つで分けがち」

「試験にも出るけど注目するかは人それぞれ」


というのが、大学院で心理学を学んでいる僕の印象です。

つらつらと語っていくのでぜひ読んでください〜!



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まず、心理学とLGBTQIA+と心理学ってあんまり交わりません。


学校によっては「ジェンダー心理学」みたいな授業を開講している大学もあります。

ただ、少なくとも「公認心理師」という心理学を学ぶことで得られる国家資格には、LGBTQIA+やジェンダーについて専門的に学べる科目は含まれていません。


実際僕の大学院でも、LGBTQIA+について学ぶことってほとんどなくて、、、、学校に関連する心理学とかの0.5/15回分くらいLGBTQIA+について学ぶって感じです。


しかも、僕の大学院に関しては、その0.5回分の講義も生徒が中心で行う講義のため、生徒次第ではLGBT以上のことは触れられない可能性があったり、LGBTQIA+の中の何かに情報が寄ったりすることもしばしば。。。。


なので、僕の場合は講義のリアクションペーパー(感想文てきなの)に無理やりLGBTQIA+の話を入れて、分野関係なく授業の中で少しづつ触れてもらったりしてます。


ただ、そもそもLGBTQIA+を専門的に支援してたり、その経験がある先生ってとても少なくて、、、。


僕が調べた限り、僕の大学院にはいないからか、先生の発言でモヤモヤすることも多々あります。


このモヤモヤは、そもそも心理学の性質も原因の一つだと思います。


心理学は良くも悪くも、「男女」で分かれることが多くて。。。

「性差がない」と言われた方が驚くくらいには、どんなことにも性差があります。

性格検査ですら、結果を採点するときに男女で評価が異なることが多いです。


疾患の発症率の性差などは、原因が明らかにされていないものも多々ありますが、


性格については、「性役割」などによる、周りに求められる振る舞いや、周りからの接し方の違いが影響していると考えられます。

※もちろんその限りではありません。


そのため、ちょっと「男女」という区分けに寄った考え方が多いんです。


仕方ないなと思いつつも結構モヤモヤするというか、。。


「その男女の定義は何?」


ってよく思います照



でも、実際の資格試験の範囲には、「ジェンダーとセクシュアリティ」という項目はあるのですが、僕の調べた限りでは、出題されるのは毎年1問です。


資格試験の一問って、興味ない人からしたら正直捨て問題になりかねません。


これらのことから、僕は心理学ってあんまりジェンダーのことを学ばないんだなって思いました。



ただ最近、心理師を志している、かつLGBTQIA+にアプローチしたい人必見の本が出てたんです輝


この本の中には、「カウンセリングをしていく中で、LGBTQ+の当事者と出会っていない可能性のほうが少ない」と書かれています。


本当にその通りだよ!!って思います。

なんなら、人と関わる人間全員が、それを知って欲しいって思っちゃいます。


ただ、最近はいろんな法律や裁判関連で動きがあって、注目を浴びる回数は増えていると思います!!


今いい動きかどうかは別として、一人一人がLGBTQIA+について考える機会が増えているってことが素敵なことなんじゃないかなって思います!


この流れで、心理学ももっとジェンダーやセクシャリティの方面へも拡大していって欲しいなって思います♡


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なんだかんだ言いつつ心理学が好きなたくろうでした☆★☆


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