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【ライフとキャリアを考える読書会#11】開催レポート

Read For Action・リーディングファシリテーターの野口ゆうこです。
8月17日にオンライン開催した読書会のレポートです。

今回は直前にキャンセルが出ましたが、お申込みされた方全員が参加されました。
お一人は読書会リピーターの方(いつもありがとうございます!)
お一人は「キャリア」に興味関心のある高校生さん(すごい!)
お一人はご縁があって日本で暮らしていらっしゃる方(日本語スムーズに話されていてすごい!)
あとお二人は出版関連の方で、「紙の本が売れなくなる」「本屋がどんどん閉店する」時代を憂いて、読書会に注目し、たまたま都合よい日程だったので参加されたとのことでした。
今までになく多様性な場になってたかな〜と思います。

今回取り上げた「日本キャリアカウンセリング史 正しい理解と実践のために」は、「日本におけるキャリアカウンセリングの変遷をまとめ、キャリアカウンセリング・キャリア形成支援の正しい理解と実践を助ける」1冊として位置付けられています。
どの章も興味深くて、どこを読むか皆さん悩まれましたが、章にとらわれず自由に読んでもらおうと思いました。

事前にさらっと読んだんだけど「経験代謝」が腑に落ちなくて・・・とおっしゃっておられた方。
今回問いを立てて2章を読んでもらいましたが「キャリアドックについて理解し、そこから改めて経験代謝について考えたら、なるほどなーと思いました」と気づきがありました。
「経験代謝」はアプローチではなくメカニズム(キャリアカウンセリングを受けているクライエントの中で起こっていることを図式化したもの)なんですよね。
キャリアドックで定期的に内省する時間を持つことが、「自己概念の成長」に繋がるのだと思います。

また外から見た日本のキャリア支援という視点で問いを立てていただいて「孤独」というキーワードが浮かび上がってきました。
これからの人生を作っていくのは「コミュニケーション能力」なのだけど、外から中に入っていくと孤独を感じることがある。
決して疎外感がある訳でもなく、周囲にいい人も沢山いるのだけれど・・・
そんな話から「体験」がとても大切なんだなという話にまで及びました。

最後の皆さんからの感想タイムですが、高校生さんから「皆さんとの対話で、今の自分の夢や生き方を考え、これから先の選択をしたい」と話されていたのが印象的でした。
こーゆー若者が次の時代を担っていくのかと思うと感慨深いです。

本当にいろいろな視点から皆さんから語られる「キャリア」「キャリア教育」について、私自身もまだ落とし込めていないのですが、貴重な読書会の場になったと思います!

★読書会の感想★
・様々な価値観と発見がありました。とても満足ですありがとうございました。
・一つの言葉でも人によって見方が違ったり、(今回は特に歴史の変遷を見る本だったので)意味が変わっていく様子をありありと感じられていることが分かり、ライブ感があった。
・よくわかっていないくても読みのとっかかりを得て読むことができました。

★ファシリテーターへの感想★
・リードとケアありがとうございました。
・探求学習や、ひきこもり・ニートなどのキーワードを随所にはさまれ今後の学びに役立てたいと思います。
・素晴らしい進行でした。返してくださるコメントもキャリアカウンセリングについてよくわかる

次回は2024年10月14日(月・祝)8:00〜9:30開催です。よろしくお願いします。
https://peatix.com/event/4091027

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