サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)
#01
「人間関係」に取り憑かれた脳
サピエンスの脳は人間関係のやり繰りのために発達した。僕らの思考は、つねに〝他人〟にとりつかれている。人生における心配事の9割は他人が原因である一方で、誰かに褒められたり、みんなに認められたりと、人生における喜びの9割も他人に起因する。
ヒトは人間関係を考えることに、一日24時間飽きずに没頭しつづける。そう、睡眠中でも人間関係にまつわる夢を見ている。誰かと一緒にいない時も、誰か人との関係について思考をめぐらせている。
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