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過去から抜け出せないあなたへ

3年前。疲れ果てて東京から大阪へ戻った時。医者に言われた診断は「鬱」でした。今も病気と向き合いながら生きています。あっ、冒頭から暗い話ですいません芸術家の笠井祐輔です。もう少しお付き合いください。
僕の頭の中には過去の記憶が繰り返されています。「あのとき、どうして○○してしまったんだろう」「あのとき、君はどう思っただろう」と言った後悔と罪悪感が頭から離れません。

うつ病は、脳のセロトニン神経の機能の障害によって生じる病気です。セロトニン神経は精神状態を安定させ、安心感や冷静さを保つ作用を持つ神経です。セロトニン神経が正常に働いていないと、不安や憂鬱感などのネガティブな気分にどっぷりとはまってしまい、過去を鬱々と後悔し続けたり、未来にはまったく希望が持てないような心境になってしまうのです

過去の記憶を大切にする

ただ、悪いことだけではありません。ポジティブに考えれば、アルバムを見返しているような感覚で、今まで出会った人を思い返したり、その時話した内容、その時の感情や感覚を反芻しています。(これは過去に限った話ではありません)当然その中には後悔と罪悪感だけではなく、その人と過ごした大切な思い出や楽しかった時間も含まれています。

これは一種の特技のようなもので、その人のことをより深く考える時間が増えることだと思うのです。きっとあなたの周りにも、あなたの事を気にかけてくれる人や、手を差し伸べてくれる人がいるはずです。無理に他の方に気を使う必要もないですし、損得で人を選ぶ必要もありません。
僕は僕を想ってくれる人を大切にしたいと思うし、同じ様にその人が困っているなら手を差し伸べたいと思います。それが今の僕にできる精一杯の恩返しです。一緒に頑張りましょう。
読んで頂き、ありがとうございました。

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