今日も興味の種を撒こう
11歳の次女が本棚に置いてあった「風の谷のナウシカ」を読んでいる。
昔、映画版を観たときは怖がってみなかったような気がするのだけどなあ。たしか王蟲だったか他の蟲だったかが出てきたシーン。
この度は、自らの意思でコミック版の「風の谷ナウシカ」を読んでいるのだけど、どういうわけなのだろう?
コミック版の描写は映画版よりもきついと思うのだけどなあ。
ああ、そうか「鬼滅の刃」で耐性がついたのだな。おそらくそうでしょう。
何はともあれ、風の谷のナウシカを選んでくれたあたりは嬉しい。
宮崎駿さんのメッセージが理解できるのは、これから何年も時間がかかると思うけど、「読んだことがある」という経験と「記憶」によって、ことあるごとにアンカーになると思う。
そして、いつの日か、世の中に真剣に向き合ってくれたら嬉しい。
読んで欲しいな、と思っている本を子供が読んでいるのを見ると、嬉しくなります。
漫画はどうしてもかさばってしまうため、Kindleのほうで買っていました。
20冊とか続く話を何種類も本棚に並べておけません。
その点、Kindleは便利だなあ、と多用していますが、私以外の家族がKindleにダウンロードされた作品に触れるコトってほとんどないのですよね。
私がしょっちゅう持ち歩いているので。
電子書籍のデメリットはこういうところにあるなあ、と感じています。
貸し借りができないとか、本自体からのメッセージが受け取れないという点。
物理的な存在として本棚で主張していたからこそ、次女は風の谷のナウシカをてにとりました。
こういう出会いはKindleではなかなか起こらない。
Kindleの中には読んでもらいたいなあ、と思う漫画も小説も随筆もたくさんあるのです。
けれど、それを紙でもそろえようとすると本棚が足りない。
私は家の中でモノが増えるのには、わずかとは言えない抵抗感があります。
何かモノが増えるときは厳選するし、減らせるモノはないか?と周囲に目を配ってしまいます。
今のところ、手放す何かはないので、モノは増えない予定ですね。
ところで、我が家にはゲーム機がない。
インターネット回線につながってゲームをする端末はあれども、そのサービスを利用してはいない。
そのことで、周囲の子供達とは違う世界観で生きないといけなくなっているかもしれないし、もしかしたら疎外感を感じているかもしれない。
その代わりになっているかどうかわからないけど、たくさんの物語や、ものの見方、世界の在り方、そんなことに気付けるような本は、家のあちこちに仕掛けている。
なによりも、小学生中学生の娘達に世界情勢やニュースの情報の解説をしている私の話で、自分の身の周りで起きていることの大元につながる部分に興味を持ってもらえたら嬉しいな。
ゲームはゲームで楽しいのはわかるので、時々はスマホを貸していますけどね。
今日も何となく種を蒔く。気付かれていないかもしれない興味の種を。
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