詩人の仕事
これまで言葉にされてこなかった、感情や想いをきちんと言葉にしてすくい上げ、誰もにわかる言葉でこの世に差し出す作業を、丁寧に続けていくことが詩人の仕事。
これまで美しいと思われていなかったけれど、こういう目で見れば美しいよねと人々に気付かせることが、詩人の仕事。
みんなの目が曇ってしまい、醜いものと美しいものとの区別ができなくなってしまったとき、これは醜いものだよねと、優しく諭してくれるのが詩人の仕事。
たとえ今は無理でも、世の中の人々がいつか溶け合うように分かり合える時がくると、信じられるようにすることこそが、詩人という職業を世の中が必要としている理由なんだと思っている。
ちゃんと仕事をする詩人の言葉にみんながちゃんと耳を傾けると、世界はもっとうまくいく。
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