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後のギター人生を確立!ギターインスト名盤10選!

1980年代に起きた「速弾き」ブーム。90年代中盤にかけて多くのギターインストアルバムが発売されました。当時のYoung Guitar誌を片手に、一生懸命コピーした記憶が蘇ります!後のギター/メタル人生に多大なる影響を与えた、ギターインストアルバム10選を集めてみました!

個人的にギターインストに求める要素としては「バラエティの豊かさ」。メタル過ぎず、ハードロック過ぎず、ジャズ/フュージョン過ぎない感じが好きなんだと思います。10選はそんなバラエティ豊かなアルバムを選んでみました!


殿堂入り①Andy Timmons/Ear X-tacy(1994)

元Danger Dangerのギタリスト、Andy Timmonsです。この曲はコピーするのがとても楽しい曲ですね。いつかの「楽器フェア」?「楽器ショー」?だったかで、「The Spoken And The Unspoken」のリリース直前だったAndy Timmonsのクリニック的なものに参加して、まさにその足元に座ってプレイを見た記憶があります。SSHのピックアップ配列のibanezのシグネチャーモデルはいまだに喉から手が出るほど欲しい一本です。

殿堂入り②Joe Satriani/The Extremist(1992)

Steve VaiにMetallicaのKirk Hammett、TestamentのAlex Skolnick、Andy Timmons、PossessedのLarry LaLondeなんかのギターの先生もやっていた、メタル界のギタープロフェッサー、Joe Satrianiです。この曲も弾いてて気持ち良いんですよね。全弦半音下げで6弦だけさらに1音下げ、ギターの出だしの重さがとても心地良い一曲。「特攻の拓」でも天羽時貞が弾いてましたね。

殿堂入り③Steve Vai/Passion and Warfare(1990)

言わずと知れたギター仙人、Steve Vaiの名盤。この曲の冒頭、ギターの音色で先生と会話するシーンなんか衝撃的でしたよね。スコアは買いましたが、さすがに難しくて全編はコピーできませんでした…。当時持っていたギターには、Vaiと同じピックアップ「Dimarzio」の「Evolution」をリアに積んでました。

ではでは、ここから本編スタートです!

(A-Z順)

①Al Di Meola/Elegant Gypsy(1977)

ジャズ/フュージョンギタリストのAl Di Meolaです。当時愛読していたYOUNG GUITARの特集か何かで知って、Zakk Wyldeがこの曲を弾いて練習してたとかで、自分もやらなきゃ!と一生懸命練習したものです。

②Buckethead/Giant Robot(1994)

KFCのバケツを被り、白仮面の被った謎のギターヒーローBucketheadです。Bill Laswellらと組んだPraxisも大好きで、いつかのフジロックでも最前列で観てました!Bucketheadが投げたロボットのフィギュアを掴んだにも関わらず、同時に掴んだ隣のお客さんに奪われてしまったのは一生忘れられない思い出です。その後、Guns N' Rosesに加入した時は衝撃でしたね。もちろん観に行きましたが。この曲も耳コピ+Guitar MagazineのTAB譜を見てコピーしましたね!

③Darren Housholder/Darren Housholder(1992)

アメリカはバークリー大出身のギタリストです。当時のインスト界と言えば、ネオクラシカル系か、こういったハードロック寄りのギタリストかに分かれていたような気がします。この人は確実に後者ですね。加えて、ジャズ/フュージョン風味も感じます。しかしこの後、何枚かアルバムを出した後には消えてしまいました…。

④Doug Aldrich/Electrovision(1997)

元Lion~Bad Moon Rising~Burning Rainなどのギタリスト、Doug Aldrichのアルバム。Dougに関してはまず先に兄がハマりまして、そこから自分も追っかけるような流れに。Burning Rainの来日時に兄がゲットしてきたDougのピックでBurning Rainを耳コピしてたのを思い出します。

⑤Jake E. Lee/A Fine Pink Mist(1996)

元Ozzy Osbourne~Badlandsのギタリスト、Jake E. Leeです。やっぱり「Bark At The Moon」などのスラッシーなギタープレイや、Badlandsでのブルージーなプレイが印象的ですが、本作ではインダストリアル的なアプローチも。怪しげなジャケ写も◎ですね。この後、元WWIIIのMandy Lionと組んでWICKED ALLIANCEを結成しますが、結局リリースはされずに解体。後に、Harem Scaremのドラム、Darren Smithと組んでRed Dragon Cartelを結成します。

⑥Mattias IA Eklundh/Freak Guitar(1999)

Freak Kitchenのギタリスト、Mattias IA Eklundhのソロアルバムです。所謂、変態ギタリストですね。変拍子などのトリッキーなプレイスタイルは業界でも一目置かれている存在です。現代のFrank Zappaとも。当時のYoung Guitarのインタビュー記事で、普通の昔のラジカセをギターアンプ代わりに使ってるとかを読んで驚いた記憶が。Freak Kitchenの「Dead Soul Men」とSlash's Snakepitの「Ain't Life Grand」が同じころの発売タイミングで、大学の友人と「お前どっち買う?」みたいな感じで、お互いが気になるアルバムを買って貸し借りした思い出があります。Andy Timmons同様「楽器フェア」?「楽器ショー」?だったかのクリニックで目の前でそのプレイを見られたのは貴重な体験でした。

⑦Richie Kotzen+Greg Howe/Tilt(1995)

二人の天才ギタリストの奇跡的な共演アルバムです。これも兄の影響大です。所謂ギターバトルがとんでもないレベルで繰り広げられます。Richie KotzenはPoisonで初めて知って、Greg Howeはこのアルバムで初めてしっかり聴きました。どちらもバカテクなんですが、このアルバムではGreg Howeの方がジャズ/フュージョン風味が強めな気がします。

⑧Rob Balducci/Balance(1995)

アメリカ出身のギタリスト。「ニューヨーク・ベスト・ギタリスト」に選ばれた新人ギタリスト!みたいな見出しをYoung Guitarで見つけて即取り寄せした記憶があります。一曲目の「Seduction」をチョイスしたかったんですが、今はYoutubeでも全然見つけられないですね。。ギターももちろんですが、この一曲目のドラムの入りがとにかく好きで、スタジオ入るといつもこのドラムパターンをよく叩いてました。ハードロックとフュージョンが絶妙に融合されたバランス感覚の良いギタリストですね。後年、Steve Vaiのレーベルからもアルバム出してました。このアルバムジャケも結構好きです。

⑨Various/Guitar Battle(1997)

Al Pitrelli、George Lynch、Michael Lee Firkins、Reb Beach、Steve Morse、Brad Gillis、John Petrucci、Andy Timmonsなどが参加したギターインストのカバーアルバム。特に好きなのはPrinceの「Purple Rain」のカバーです。弾いててとても気持ちよさそうです。

⑩Various/Merry Axemas - Guitar Christmas(1997)

Steve Vaiが監修の有名ギタリスト達クリスマスソングのカバーが集められています。特に好きなのは、1曲目のKenny Wayne Shepherdによる「赤鼻のルドルフ」のカバー。Stevie Ray Vaughanの後継者とも言われたKenny Wayne Shepherdですが、原曲に忠実にメロディをなぞってますが、注目はギターソロですね。入り方からもう最高。ここぞとばかりにブルース人としての個性を発揮してくれてます。参加ギタリストはKenny Wayne Shepherd、Eric Johnson、Jeff Beck、Brian Setzer、Joe Satriani、Steve Morse、Steve Vai、Joe Perry、Alex Lifeson、Richie Samboraと、超豪華なメンツです。日本盤は布袋さんも参加してましたね。

以上!

後のギター人生を確立!ギターインスト名盤10選!でした!
ありがとうございました!

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