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オフグリッド建築家として生きる(中編)


第3章 旅の気付き

色々な所に旅をしていると、自然という偉大な存在と否応なく、向き合うことになります。それは、人が決して作ることのできないもの。
目の前に広がるマリンブルーの海。歴史が刻み込まれた建物。
そんな場所で、仕事とプライベートを両立できたらという思いで、僕は最初、旅立つことにしました。

日本列島の端から端まで。その土地の歴史や、その土地に感じる人々の温かさや空気感。
大自然の手つかずの森やビーチなどを心おきなくさまよってみます。
地元ならではの個人商店などもつぶさに見て歩き、時には自転車や車なども使い、色々なところを動きまわります。
そんな日々の中で、様々な人々に出会い、お世話になりながら、今の生活を継続することができています。感謝の気持ちでいっぱいです。

見るもの、聴くもの、香り、触れるもの、食べるもの。
自分の五感すべてを使い、感じてみる…。

今や、この旅する生活の中で不便を感じることは一つもありません。iPadやiPhoneを使い、時にはWEBカメラを使って、ほぼすべての仕事ができてしまいます。正直、事務所を所有していた時より明らかに仕事が捗るのです。

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クリエーティブの力で人がもっと本質的に豊かな状況を作り出す活動費に使っていきます。 先ずは自分自身で体系化出来た事などをお伝え出来ればと思います。 次に、過去にクリエーターズシェアオフィスや、デザインアートの実行委員長をしていたように、周りの人と共に新たな活動をしていきます。