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オフグリッド建築家として生きる

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オフグリッドとは何か。オフグリッド建築家としての家づくりやライフスタイル、そして自然との向き合い方。
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記事一覧

オフグリッド建築家として生きる(後編)

第7章 日本の住宅事情 我が国の住宅状況を見てみたいと思います。 まず、大別すると、持ち家か賃貸かに分けることができると思いますが、みなさんはどちら派でしょうか。 実は、全体的な持ち家と賃貸の比率は、40年ほど前からほとんど変わっていません。持ち家が約6割、賃貸が約4割となっています。しかし、20代から40代までの持ち家率は大きく低下しています。 このことには、ライフスタイルの変化が関係しています。「将来のために多額の借金を背負いたくない」「賃貸で暮らす方が、自由で幸

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オフグリッド建築家として生きる(中編)

第3章 旅の気付き 色々な所に旅をしていると、自然という偉大な存在と否応なく、向き合うことになります。それは、人が決して作ることのできないもの。 目の前に広がるマリンブルーの海。歴史が刻み込まれた建物。 そんな場所で、仕事とプライベートを両立できたらという思いで、僕は最初、旅立つことにしました。 日本列島の端から端まで。その土地の歴史や、その土地に感じる人々の温かさや空気感。 大自然の手つかずの森やビーチなどを心おきなくさまよってみます。 地元ならではの個人商店などもつ

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オフグリッド建築家として生きる (前編)

エピローグ 「私には固定の住まいはありません」。 このように言うと、多くの方に驚かれます。 平均2日おきにホッピングしているので、日本全国が私の住まいです。 今までに全都道府県は勿論のこと、日本列島の東西南北の端まで訪れています。 様々なところで出会った人は、定住せずに生活していることにまず驚かれるのですが、仕事道具からワンシーズンの生活用品がすべてこのバックパック一つに納まっていると言うと、さらに驚きを隠せない様子です。   10Lのバックパック一つさえあれば、オール

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