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おすすめの詩

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noteで見かけたおすすめの詩を取り上げて、勝手に感想を書かせて頂いてます。
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#散文詩

おすすめnote詩「無題」

今回はこちらの詩の感想を勝手に書かせて頂きました。ありがとうございます。

場合によってはネタバレのようになってしまうので、まずは詩作品を読んで頂いてからこちらの記事も読んで頂ければ幸いです。

さあ感想。
詩って色んな楽しみ方があって楽しいものだ、と思える詩でした。

①詩の面白味
②擬音語

①詩の面白味
まず正直に言いますと、最初、自分は詩の中に「口」が何個あるのかを一生懸命数えていました。

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おすすめnote詩「祖層」

今回はこちらの詩の感想を勝手に書かせて頂きました。ありがとうございます。

どことなく詩に不穏な空気感がありました。配置されている言葉のイメージから、もしかするとお葬式に関するものなのかと推測しましたが、そこは分かりません。

①句読点
②詩的な表現
③詩と文法と現実

①句読点
おそらく今回は散文詩というものでしょう。そのなかで特徴的なのは、ここに句読点が置かれるだろうな、という所に全然それらが

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おすすめnote詩「東京36.0」

まずは形式的な点からこの詩の感想を書いていきたい。自分は専門家ではないので、まずはネットで拾い読み。

定型詩「音数に一定の形式やリズムをもつ詩」
自由詩「音数に一定の形式がない詩」
散文詩「散文形式で書かれた詩」

ということなので、この詩は「散文詩」ということになるのではないかと思います。

一連目。ここは導入にあたる部分であり、この詩の背景が書かれている。おそらく時期は「夏」で、また主人公は

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