見出し画像

水曜日の俳句5

母さんと離れて歩く夜店かな

ギヤマンの切り目に残る執着心

不謹慎な横文字並ぶアロハシャツ

御来光清々しさといふ虐待

とりあえずといえばビールと戦争反対

鹿尾菜戻し戻らぬ純潔などいらぬ

紫陽花の襲撃を待つ姉の村

裸子の母親は七十九歳


うつくしき反抗期から、見ぐるしき反抗期まで。
なんとなく攻撃的なかんじ。
最近の疲労感から溢れ出る夏。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?