優しさの連鎖が届かなかった

正午ごろに目が覚めた。

まだ眠たかったけど、この時間から二度寝をするのは良くないと咄嗟に思ったのでとりあえずテレビをつけた。

チャンネルを合わす事もせず電源ボタンをリモコンで押して勝手についたワイドショーを携帯をいじりながら聞き流していた。

テレビの中の人たちの話している内容に耳を傾けると、どうやらまた悲惨な事件が起きてしまったようだ。

起き上がりテレビを観てみると、大人や子供関係なく18人もの人達がナイフで切りつけられて襲われたようだ。

このニュースを観たときにひとつのnoteの記事を思い出した。

それは、竹原みのるさんという方の「悲惨な事件はみんなおれのせいだ」という記事。（https://note.mu/minoru8888/n/naa9d6edf92ea）

竹原みのるさんの考えとは少し違うと思うが、自分も悲惨な事件が起きるのは自分自身にも要因があると思っている。

それは、オレから発信する優しさの連鎖を届けることができなかったこと。

優しさは連鎖していく。例えば、電車でお年寄りが立っていて自分が座っていたとする。そのお年寄りに席を譲る。するとそのお年寄りはオレから受け取った優しい気持ちを持ち帰って明日誰かに親切をするようになり優しさをお裾分けする。するとその優しさを受け取った誰かがまたその優しさを誰かに分けて優しさの連鎖が生まれる。

誰かに親切にされて優しい気持ちをもらえていればこんな事は起きなかったと思う。

優しさは時空を超えて、場所を変えて連鎖し続ける。

いつか、オレが発信した優しい気持ちは世界中の人に届くだろう。

でも、またこんな痛ましい事件が起きてしまった。

オレの優しさの発信が足らなかった。あのとき、急いでいるからといって道を尋ねられたとき適当に教えるんじゃなっかった。あのとき、道に落ちていたゴミに気が付きそれを拾いゴミ箱に捨てていればよかった。

だからこの事件が起きてしまったのもオレのせいだ。