こーじ a.k.a.young_structure

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都内。14.04-23.03組織設計⇒23.04~構造設計事務所。構造設計10年目。24.01構造一級合格! Xやブログで構造設計について発信。こちらのnoteではテクニックや小ネタなどを載せていきます! (https://www.young-structure.com/)

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記事一覧

構造設計一級建築士試験受かりました!ので、この試験についての感想。

2024年1月20日、構造設計一級建築士試験の発表があり、無事合格(考査修了)していました🎉 2017年の一級建築士試験に合格してから、5年間の実務経験を経て、2023年に構造…

令和6年能登半島地震(1/6現在での概要)

2024年1月1日16時10分頃に石川県能登地方で、最大震度7を記録した令和6年能登半島地震が発生しました。また、地震による津波も発生し、沿岸部への被害も多数報道で見受けら…

一級建築士試験 構造Ⅳ【平成25年(2013年)No.11~No.15】【鉄筋コンクリート造】

〔N o.11〕鉄筋コンクリート構造の部材の性能に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.柱の曲げ剛性を大きくするために、引張強度の大きい主筋を用いた…

≪有料記事≫一級建築士試験 構造Ⅳ【令和4年(2022年)No.15~No.18】【鉄骨造】

令和4年(2022年)構造で出題された問題のうち、受験生が不得意としやすい【鉄骨造(No.15~No.18)】部分についての解説です。 この年も、過去問の出題や少し言い回しを…

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<有料記事>一級建築士試験 構造Ⅳ【令和4年(2022年)No.11~No.14】【鉄筋コンクリート造】

【No.11】 図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。

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構造一級建築士への道 ~第一回 とりやえず試験の大まかな流れを把握~

平成29年(2017)度に一級建築士を取得してから、4年近くが経とうとしていますが… 来年(2023年)11月に構造一級建築士試験を受けることになるので、それまでの軌跡を書…

感覚で静定・不静定の判定を考える

 静定・不静定・不安定の問題が出た時に、判定式によって求めることができます。勿論、それで解ければ問題はありませんが、わざわざ判別式で計算をせずとも感覚的に解くこ…

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力の流れが分かれば反力の正負符号なんて怖くない!

 単純梁と片持ち梁の支点反力を求める上でよく混乱するのが、計算した反力の正負の符号と向きの関係についてです。最初に設定した反力の向きの通りであれば「正」、逆向き…

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梁のあばら筋(スターラップ筋)のあばら筋比pw≧0.2%を満足する断面とは?

 RC造の梁のあばら筋(スターラップ筋)の最少補強筋比として「0.2%以上とすること」と鉄筋コンクリート造構造計算規準・同解説(以下、RC基準)に規定されています。実務…

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構造設計一級建築士試験受かりました!ので、この試験についての感想。

2024年1月20日、構造設計一級建築士試験の発表があり、無事合格(考査修了)していました🎉 2017年の一級建築士試験に合格してから、5年間の実務経験を経て、2023年に構造設計一級建築士の受験資格を得ることができました。2023年9月中旬に講習(私はオンラインで視聴)、11月5日に試験(考査)がありました。 今回は、試験勉強や本番の試験を通して、試験までの流れや実際どのような試験だったかの感想を記載していきます。 1. 試験までの流れブログの方でも構造設計一級建築士

令和6年能登半島地震(1/6現在での概要)

2024年1月1日16時10分頃に石川県能登地方で、最大震度7を記録した令和6年能登半島地震が発生しました。また、地震による津波も発生し、沿岸部への被害も多数報道で見受けられますが、どの程度の被害かは今後の調査で分かってくるものと見受けられます。 新年を迎えた元日に発生したということもあり、新年の御祝の最中で発生した地震でした。 私も、実家へ帰省して丁度テレビを観ていた時に緊急地震速報が鳴ったので、とてもビックリしました。実家周辺は震度3でしたが、幸い特に揺れは感じません

一級建築士試験 構造Ⅳ【平成25年(2013年)No.11~No.15】【鉄筋コンクリート造】

〔N o.11〕鉄筋コンクリート構造の部材の性能に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 1.柱の曲げ剛性を大きくするために、引張強度の大きい主筋を用いた。 2.耐力壁のせん断剛性を大きくするために、壁の厚さを大きくした。 3.梁の終局せん断強度を大きくするために、あばら筋の量を増やした。 4.耐力壁の終局せん断強度を大きくするために、コンクリートの圧縮強度を大きくした。 1.柱の曲げ剛性を大きくするために、引張強度の大きい主筋を用いた。 <解説> 答

≪有料記事≫一級建築士試験 構造Ⅳ【令和4年(2022年)No.15~No.18】【鉄骨造】

令和4年(2022年)構造で出題された問題のうち、受験生が不得意としやすい【鉄骨造(No.15~No.18)】部分についての解説です。 この年も、過去問の出題や少し言い回しを変えたような出題のされ方がありましたが、設問によっては、とても難しい言い回しもあり、難易度は高かったのではないかと思います。 以下の解説では、市販で販売されている過去問の解説と違い、なぜその設問の内容が合っているのか、間違っているのかまで含めて、受験生の「なぜ?」を取り除けるような解説となっております

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<有料記事>一級建築士試験 構造Ⅳ【令和4年(2022年)No.11~No.14】【鉄筋コンクリート造】

【No.11】 図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。

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構造一級建築士への道 ~第一回 とりやえず試験の大まかな流れを把握~

平成29年(2017)度に一級建築士を取得してから、4年近くが経とうとしていますが… 来年(2023年)11月に構造一級建築士試験を受けることになるので、それまでの軌跡を書いていこうと思います。 まだ時間があると思うかもしれないけど、早め早めに動くに越したことはないし、家族のこともあるから実際自分の時間は思ったより取れないと思うので… まずは、とりやえず試験の大まかな流れを把握する意味で整理してみました。 1.構造一級建築士について 構造一級建築士は、平成18年12

感覚で静定・不静定の判定を考える

 静定・不静定・不安定の問題が出た時に、判定式によって求めることができます。勿論、それで解ければ問題はありませんが、わざわざ判別式で計算をせずとも感覚的に解くこともできます。令和元年度で出題された問題を参考に説明していきます。  

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力の流れが分かれば反力の正負符号なんて怖くない!

 単純梁と片持ち梁の支点反力を求める上でよく混乱するのが、計算した反力の正負の符号と向きの関係についてです。最初に設定した反力の向きの通りであれば「正」、逆向きであれば「負」の値として結果が出てきますが、最初から反力の向きが分かればそんなこと気にしないで計算することができます。鉛直、水平方向、モーメントのすべての反力が出るように、下図の問題について考えてみます。 図1 片持ち梁の反力計算

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梁のあばら筋(スターラップ筋)のあばら筋比pw≧0.2%を満足する断面とは?

 RC造の梁のあばら筋(スターラップ筋)の最少補強筋比として「0.2%以上とすること」と鉄筋コンクリート造構造計算規準・同解説(以下、RC基準)に規定されています。実務においてRC小梁の断面算定を行うと、せん断に対する検定比(耐力に対する応力の比)としては全然余裕があるのに、この規定によって0.2%以上のあばら筋比(せん断補強筋比)が満足するようにあばら筋を計画しないといけません。  では、実際にあばら筋比(せん断補強筋比)が満足する条件はどんな断面なのかを解説していきます。

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