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「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のブルーレイディスクを買う。

ロックミュージカルの傑作「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」、初日に映画館まで観に行きました。

舞台版も観に行きました。主人公を岸田智史が演じた公演。サディストの歯医者役は、北野武監督「菊次郎の夏」に出演していた今村ねずみ氏でした。

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先日。ブルーレイディスクを買ったら、ディレクターズカット版ということで「バッドエンド版」が入っていました。バッドエンド版のほうが、ゴジラなどの東宝特撮へのオマージュにあふれていて好きです。劇場公開版は、主人公がオートリーⅡを倒して終わりますが、「バッドエンド版」は主人公は食べられてしまい、オードリーⅡは「ゴジラ」なみに巨大化して、ビルを破壊します。軍隊までもが出動。化け物宇宙植物が大笑いして終わります。

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シネフィルには周知の事実だけどフランク・オズ版も本来はバッド・エンディングだった。ところが公開前の試写で絶望的な幕切れに観客が拒絶反応を示した為、急遽追撮されたハッピーエンドに差し替えられる。DVDの特典映像で僅かばかり本来のエンディングを観る事が出来たものの完全な形で陽の目を見るのは今回リリースされたブルーレイが初めて。

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SF、特撮映画としても楽しめますが、この映画、実は「1960年代アメリカンポップス」復興映画として、各楽曲を楽しむこともできます。

大滝詠一から入って、フィル・スペクターやガールグループにハマった私にとって、この映画のサウンドトラックは宝物です。

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三人の黒人の女の子たちが「狂言回し」として登場し、歌いますが、彼女たちの名前が「ロネット」「クリスタル」「シフォン」。

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これは、1960年代中期にアメリカのポップス界で活躍したガールグループの「ロネッツ」「クリスタルズ」「シフォンズ」から付けられたネーミングでしょうね。

これらの楽曲を聴いていただけばわかると思うのですが、この映画の音楽を創作したアラン・メンケンとハワード・アッシュマンは、かなりの60年代ポップスマニアだと想像できます。

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「スキッド・ロウ」は、60年代アメリカンポップスの「ええとこ取り」で創られた楽曲です。

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他に好きな楽曲はサディストの歯医者(スティーブ・マーチン最高!)が歌う「デンティスト」ですね。まるで、エルビス・プレスリーのように踊って歌うスティーブ。このロックンロールは素晴らしすぎます。

ちなみに私の高校時代の同級生がひとり歯医者になっています。性格はどっちかというとマゾッホですが。笑

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監督はフランク・オズ。「スターウォーズ」シリーズでは、ヨーダの声と初期にはマペットの操作も自分で行っています。また、ジョン・ランディスの「狼男アメリカン」などのハリウッド映画では、役者としても活躍しています。

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