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原節子とゲッベルス。

日本映画の伝説と、ナチスの宣伝大臣が、
仲良くならんで映っている写真である。
ナチスと日本が共同制作した「新しき土」の完成記念に原節子が訪独した際の写真である。
「新しき土」は、監督・脚本:アーノルド・ファンク、伊丹万作。音楽:山田耕作。そしてなんと、撮影協力:円谷英二である。
今日、「原節子の真実」と言う本を読んでいたらこの写真が出ていたので、ネットで調べたら、出て来た。
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製作費は、六十万円という巨額の制作費。
(現在の額で12億~18億円)
<ドイツ側(政府)の出資>
ゲッベルスは『新しき土』のために三十万円支出。
<日本側(民間出資者)>
川喜多長政:東和商事社長
大澤義夫:J・Oスタジオ専務
樺山愛輔:日本プレミアを主催した国際文化振興会理事長。伯爵。長男は当時J・Oスタジオ取締役、樺山丑二。
政府が全面的なバックアップをしているドイツとは異なり,日本での興行リスクは一民間人に負わされていた。
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◇スクリーン・プロセス撮影
ドイツにはなかったスクリーン・プロセス撮影(特殊撮影技術の一つ)が、若き日の円谷英二の手によって行われた。当時は未だ特撮という言葉は使われていなかったため、円谷英二の名前は撮影協力としてクレジットされた。
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私の家に、1000円で買ったDVDがある。
まあ、そんなに出来の良いものではないが、
歴史的価値はあります。
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