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企画室のひとり言⑤_チェロ=白鳥は意外と知られていないのでもっと弾こう。

アンコール等で、(まぁ、お約束なので白鳥を…)と
言い訳9割で白鳥を弾くと、初めて聴いたという方
がたくさんいらして、ホッとします(^^;)。

大前提として、チェロを聴くのは初めて!という方
がほとんどなのです。
チェロを弾く方やチェロファンの方であれば、つい
ベタすぎて恥ずかしい選曲だと考えてしまうかもし
れませんが、実際は「白鳥」という曲も、チェロの
代名詞的な曲ということも、ほぼ知られていません。

定番曲自体が、どマイナー。

なので、「白鳥」を弾ける方や弾いてみたい方は、
チェロの認知度を高め、チェロに親しみを感じて
くれる人がもっとたくさん増えるためにも、躊躇
せずどんどん演奏することをお勧め致します。
①わっかりやすい題名!
②聞きやすいト長調!
③すぐ終わる!
初聴にも、さらに深めて頂くためにも、最適な曲。
「どっかで聴いたことある曲」と感じて頂ける人を
どんどん増やして参りましょう。

その一方、
簡単そうな曲なので先生にレッスンをお願いしたら
「難しいよ」と言われて恥ずかしくなりヘコんだ。
という経験が独り歩きし、いつのまにか
「実は難しい曲」として避けられがちかな印象も。

実際は、白鳥は教えるのが難しい曲だと思います。
ある程度カンでチェロを弾けるようになった奏者が
フィーリングでキレイに弾く曲であり、レッスンで
上達するタイプの曲では無いからです。
技術向上のためのトレーニングにもなりにくい曲で、
白鳥ばかりコツコツ練習してもあまり鍛錬にならな
い…という場合があります(そんなこと無いけど)。

なので、曲自体がそこまで難しいわけでは無いです。
高音に跳躍するために、思ったより時間をかけて良い
んだ!というコツに気付けるうれしさがあります。
下降音型の音程を意識する良いトレーニングにもなり
ます。

弾いてみたいな…と思ったが吉日。
誰が弾いてもイイカンジになるから『名曲』なので、
遠慮なく、躊躇なく、ぜひ一緒に弾いていきましょう♪

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