クオリティの定義とは。

先日西野亮廣さんのオンライン講演会に参加したのでそのアウトプットを。
何個かに分けて書いていくよ。

〜サービスのBBQ化がもたらした変化と表現していた〜
ソーシャルネットワーク・ソーシャルメディアの出現により顧客が求めるものがガラッと変わった。

クオリティの定義と余白とは?

顧客は受信者から発信者に変わった。
今顧客が求めているのはソーシャルネットワーク上で『バズる』ことだ。
そのためにイベントに参加したらどれだけ自分が主役に近づけるかが重要な鍵になる。

ディズニーランドに行ってただ一日中遊ぶよりも、キャストになってパレードに出たほうがバズる可能性が高い。

クオリティというものの定義が変わってきている。あなたはクオリティが高いと聞くとどんな想像をするだろうか。
音楽が好きなのでライブで想像をするならば・・・B’zのライブやミスチルのライブのように演奏力、歌唱力が高い完璧なライブ=クオリティが高い。と想像する人が多いと思います。

じゃあ今のクオリティの定義とは・・・?

好きなバンドの例をあげよう。
私はBBQ Chickensというバンドが好きだ。
BBQ ChickensとはギターKen Yokoyamaを筆頭にプロとアマが混合し、神出鬼没にCDを出したりライブ活動をするパンクバンドだ。
BBQ Chickensの売りポイントはライブだ。
バンドと客がぐちゃぐちゃに入り混じりなりながら演奏する。演奏もぐちゃぐちゃで見てるとライブというよりもスポーツ?みたいな感覚になる。
全くBBQ Chickensの知らない人が見たら唖然とするかもしれないし、ライブという概念を変えるぐらい度肝抜くかもしれない。
でもそれがチョーカッコいいんだ!!

BBQ Chickensのライブを俯瞰して考えると。。。
顧客はバンドと一緒にライブをつくっていく存在だ。
終わった頃には顧客は自分も一緒にライブをした感覚になっている。
これこそ自分が主役になれるライブなのかもしれない。

西野さんは分かりやすくDJダイノジの例をあげていた。
BBQ Chickensを知らない人からしたら分かりにくいかもしれないが、私はこの例をあげよう。

顧客が入り込める余白はB’zやミスチルよりもBBQ Chickensのほうが高い。
この余白を作るクオリティが現在のクオリティだ
この余白を狙って作っていたのだとするとKen Yokoyama恐るべし。。。

このクオリティの定義の理解が必要だ。
圧倒的にクオリティの高い完璧なライブをしても顧客がそれを求めていないとすれば、
演奏力を高めるよりももっと余白を作るための施策に時間と労力をかけるべきということになる。


BBQ CHICKENS -Raised Up In Hell / Xie Xie(謝謝)-


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