36.自分に優しい食べ物⑦抹茶
今日は「自分に優しい食べ物」の7回目、『抹茶』について書いていきますね。
抹茶味の食べ物は日本人のみならず、外国人も好きな方が多いですね。
海外に住んでいた頃、一時帰国して現地の外国人に買っていくお土産を選ぶときは、抹茶味のお菓子を選ぶと、間違いなく皆んなに喜ばれていました。
フィリピン人の日本通のスタッフは抹茶を点てる道具も欲しいと言っていました。
今回、自分に優しい食べ物として注目した栄養素は、抹茶に含まれている『テアニン』です。
『テアニン』はお茶に含まれるアミノ酸のうち半分以上を占める成分です。「被覆栽培」と呼ばれる茶畑に覆いをする方法で栽培される玉露や抹茶に多く含まれています。脳の神経機能の調整やリラックス効果があります。
抹茶には神経を興奮させる成分・カフェインも含まれていますが、テアニンにはカフェインによる興奮作用を抑える効能もあるので、カフェインの作用を緩和してくれるという効果もあります。
抹茶がコーヒーに比べて覚醒作用を感じにくいのは、テアニンの作用によるものです。
眠れない夜には、抹茶を飲んでリラックスすると眠りやすくなるかもしれません。
そして、テアニンは低温でもよく溶け出す性質がありますので、夏は冷たくして飲んでも大丈夫です。
他にも抹茶には、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンC、ビタミンE、カテキンなどの栄養素が含まれていますので、ミネラル、ビタミンが不足の方にもオススメです。
また、カテキンはポリフェノールの一種で、お茶の渋味・苦味のもとになる成分です。脂肪燃焼をサポートする効能により、ダイエットに効果的と言えます。カテキンには、血糖値や血中コレステロールの上昇を抑える働きもありますので、生活習慣病の予防にも役立つということになります!
自分に優しい食べ物のお話から外れてしまいますが、『茶道』はマインドフルネスのトレーニング法の一つだと言えるかなと思っています。
私も少しだけ茶道をかじったのですが、お茶を点てることができるようになるまで、先生のお手前を集中して見て覚えないといけません。なかなか1回見ただけでは覚えられなくて、毎回毎回自分がお茶を点てる番になると、覚えてなくて苦労しました。
そして、シーンとした茶室で意識を全てお茶を点てることに集中していないといけませんので、まさにマインドフルネスです。
日本の伝統文化である、『道』がつくものはマインドフルネスにつながり、こういったものを長く続けている方は、すでにマインドフルな生き方ができている方かもしれませんね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
この続きはまた来週!
葉月ようか