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正解選びと正解作り

こんにちは。
Apple IDが乗っ取られ、初期化に苦しんでる者です。

今日は自分の転機の際に感じたことを記したいと思います。


”学生時代と同様の熱量で働けない”
最近、よく聞く言葉である。
学生時代、スポーツや文学、芸術で秀でた人に限って、このようなことを言っているように思う。

お金のために…、仕事だから…
このような言葉で自分の本心に蓋をしていないだろうか。
過去の輝きに縋り付くな、それはただの青春だ…
このような言葉で過去を美化していないだろうか。

社会人生活4年目も終盤に差し掛かり、自分の周りでは様々な選択をする人が増えてきた。

現職での昇格を目指して働く
自分をより評価してくれる会社に転職する
一度社会人を辞め、旅に出る

どの選択も間違いではないと思うし、正解だと思う。

実際のところ、1年前の自分は独立することなど全く考えておらず、
現職において、上を目指そうという気持ちが強かった。
それなりに満足した状態で働いており、
”正解の会社に入ったな”
そう思っていた。

しかし、今振り返ると、そこに心はなかった。

自分のやりたいことから目を背け、思考停止した状態で
会社内でのキャリアだけを望んでいた。
会社の中でやりたいことはあれど、人生においてやりたいことはない。
心を無にして働き、束の間の楽しみは仕事仲間と酒を飲むこと。

どこに自分の人生を生きている時間があっただろうか。
世間的には、大企業に入り、そこそこの収入と安定を持つ社会人
社会的にはある程度成功しているように思われるし。羨ましがられることも多かった。

しかし、ずっとモヤモヤしていた。
クタクタになって帰ってきたとしても、そこにあるのは虚無感のみ。
その虚無感を洗い流すようにお酒を飲んでいた。

それもそのはず。
自分の人生の軸である、自分だけの人生を生きるという点においては、この時間を続けることに価値はなかったからだ。

そんな状態で東京に遊びにきた際、
フットサルの最中、今の社長から独立の誘いを受けた。
具体的な内容は何も聞いていない。
しかし、絵に描いたような二つ返事で独立を決めた。
本能的な返答ではあったが、不思議と不安はなく、むしろこれまでのモヤモヤが晴れた瞬間だった。

これが私が独立を決めた瞬間だ。

さらに言うと、今ではもっと新たな思いが出てきている。
それは自分で正解の環境を選ぶのではなく、正解を作ることの楽しさだ。

備え付けられたピースから自分を選ぶよりも、新たなピースを作り、自分だけの人生を作っていける。
独立にはそんな魅力があると思っている。

私事だが、昨日自社の罵声を浴びせられることがあり、
その場では特にどうとも思わなかったが、家に帰った瞬間涙が溢れた。

1年前の自分なら、仕事で何を言われようとも何も思わなかったが、
今の自分はここまで感情が動くほど、真剣なんだと感じた。

いつの間にか、正解を選ぶ人生から正解を作る人生へと変わっていたのかもしれない。

綺麗事ばかりでは成立しないが、
自分の正解を作っていける、そんな人物でありたいと思う。

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